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4月27日(土) 旧暦3月19日
飯能・名栗の里山にのぼって春惜しむ一日となった。 八重桜がまだ咲いていた。 名栗は晩春をいろどる花々が咲いていた。 足元に咲く黄色の花々。 蛇苺の花。 金鳳花(キンポウゲ)。 この花は山吹の花か。。。。 「これは珍しい」と名栗に住む俳人の石田郷子さんが身を乗り出した。 顔を近づけてよく見る。 「山吹の花」に似ているが、そうではないらしい。 「山吹草(やまぶきそう)」と石田郷子さんが教えてくれた。 わたしははじめて見る花である。 確かに山吹によく似ているが、木枝はなくて、草の様相である。 そばにいたМさんの観察によると、花びらが厚いという。 山登りもした。 杉林の間をぬってすすむ。 さまざまな鳥の鳴き声が聞こえてくる。 鳥の声がするたびに、わたしたちは石田郷子さんに尋ねる。 「ああ、キビタキかもね。」 「あれは、ガビチョウ」 コジュケイもいて、「ほらっ!鳴いてるよ」って教えてもらった。 しかし、ほとんどの鳥が姿をみせない。 天辺ちかく、オオルリの鳴き声がはげしい。 素晴らしく良い声である。 わたしたちは天空をみあげて、しばしオオルリの声に聞きほれる。 一目だけでも姿をみたく、粘っていると、 サッと枝映りするオオルリの姿がみえた。 わたしには青色はみえず、黒い影がさっと過ぎったばかりである。 動体視力のいいМさんは、白い腹と濃紺のオオルリをとらえた。 オオルリの声に聞きほれた数十分は、なんとも充たされた時間であった。 帰りの山道でめずらしい山草を見つけた。 名前はおおかた石田郷子さんに教えてもらったのだが。。 これはわたしが見つけて、名前を教えてもらったもの。 小さな薄ピンク色の花。 5ミリほどの花である。山道の真ん中に咲いていて思わず踏んでしまいそう。 クワガタソウ(鍬形草) 楚々とした風情にはにつかわしくなり名前だ。 そして、 筆竜胆(フデリンドウ)。 珍しい花であるらしい。 稚児百合(チゴユリ) 可憐だ。 姫卯木(ヒメウツギ)がもう咲いていた。 夏が近い。 山藤はまだ咲いておらずこれかららしい。 かつてこの山で見たことがあるが、荒々しく咲く山藤である。 逝く春を惜しむ人たち。 アカショウビンが営巣している、という石田郷子さんに連れられて、 その場所にきてみたが、 残念なことに声が聞けなかった。 アカショウビンがいる杉林。 まるで見張りをしているかのような青鷺。 ムササビの巣箱をつくったと言って、石田郷子さん。 結局、庭に巣箱をかけることは断念したという。 ムササビの巣箱をかけるには高い木がなくてはならない。 そのかわり 小さな巣箱をかけて、いまは四十雀が子育てをしているという。 石田郷子さんをはじめともに時間をすごした皆さま、 お世話になりました。 充実した山歩きの時間でした。。 晩春を堪能した一日となった。
by fragie777
| 2024-04-27 23:14
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