ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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龍とおおかみとロックな祭りのわが郷土。

4月21(日)  旧暦3月13日


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ウワミズザクラ(上溝桜)。

すこし前に行った神代植物園に咲いていたもの。


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龍とおおかみとロックな祭りのわが郷土。_f0071480_15363291.jpg

様相はことなるが、桜のなかまである。



今日は朝からバタバタしてしまって、神代植物園には行けなかった。

大鷹の子育てが気になるが、人間の目は子育ての邪魔になるかもしれない。

あまり介入(写真をとるくらいなのではあるが)はしないことにした。
鳥たちは必死の思いで、子育てをしているのだ。
興味本位で鳥たちをさわがせることは慎みたいと思ったのである。

それでも遠くからそっと見守りたいっていう思いはある。
そしてどうにか子どもが巣立って欲しいと願っている。





新聞記事を紹介したい。

今日の朝日新聞の「風信」は、阪西敦子句集『金魚』より。

朝日俳壇「俳句時評」前執筆者の第1句集。1984年から2022年までの作品を収録。「金魚揺れべつの金魚の現れし」「ラガーらの目に一瞬の空戻る」「人の上に花あり花の上に人」。跋はホトトギス主宰の稲畑廣太郎。


本句集は、このブログではまだ紹介をしていないが、多くの人に待たれていた句集である。
すでにたくさんの反響を呼んでいる。
また、改めて紹介をしたいと思う。










俳人の広渡敬雄さんから、一冊の本をいただいた。
最近の新刊である。


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『全国・拝枕の旅 62選』(東京四季出版刊) 定価2500円


広渡敬雄さんが、総合誌や俳誌、ウェブサイトに書き続けてこられたものを、一冊にまとめられたものである。
本書は、俳枕となった地名について、その地名を俳句でよんだ代表的俳人を土地とともに紹介するという画期的かつ意欲的な試みである。

本書の作成時に広渡さんより連絡をいただき、わたしの郷里である秩父を金子兜太とともに紹介するにあたり、秩父の写真をもとめているということだった。
郷里であってもわたしはほとんど秩父へは帰らず、秩父の写真は撮っていない。
そこで郷里で趣味で秩父の写真を撮っている弟(守屋清太郎)に連絡をしたのだった。
広渡さんの写真の要望にこたえるには弟の写真だけでは足らず、弟の友人たち(壱岐奈都美さん、葦原良典さん)の写真も借りて、そこより選んでもらって本書に掲載されることになったのである。

「俳枕」に関して、広渡さんは、「序にかえて」で詳しくかかれているが、ここでは帯文を紹介しておきたい。

新たな俳枕となるためには、多くの俳人がその地を訪ねて佳句を積み重ねるだけでなく、著名俳人の皆を瞠目させる飛びっきりの佳句の出現が必須だろう。加えて、名句がその地を俳枕とし、それにより当地の歴史、風土。自然を守り継ぐことになるとの強い信念を持つべきだろう。短歌が自然詠、名勝地、歌枕に、あまり目を向けなくなった現在、俳人に求められる責務は重い。

わたしの郷里でもあり、また弟たちの写真も掲載されているので、59番目にあたる「秩父と金子兜太」の章をすこし紹介しておきたい。
登場する写真は、武甲山、金子兜太句碑、秩父夜祭、秩父神社、そして秩父市の夜景と武甲山である。


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武甲山


秩父を離れるまで、毎日のようにながめていた山である。



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金子兜太句碑「曼珠沙華どれも腹出し秩父の子」と秩父夜祭(左)


ことわっておくが、わたしはお腹などは人前では決して出していない。
秩父に暮らしていても、ほとんど外にはでかけず、毎日本ばかり読んで空想の世界に充足していた。
家は街中にあり、秩父にいなからも心は赤毛のアンがすむプリンスエドワード島のグリーンゲイブルズにあったのである。

秩父夜祭は、寒風ふきすさぶ夜中におこなわれる勢いのある祭りである。
お囃子はロックだ。
ガンガンとお腹をつきあげてくる。
荒くれた祭である。
京都の祇園祭りをみて、そのお囃子のあまりにものんびりしているの驚いたのだった。
さすが雅び、、、と感心したが、やはり、祭りはロックがいい。




龍とおおかみとロックな祭りのわが郷土。_f0071480_16121419.jpg
秩父神社(右)と秩父市の夜景と武甲山。



秩父神社は、わたしの実家からあるいて5分もしないところにある。
名工・左甚五郎が彫ったという「つなぎの龍」がいて、鎖で繋がれている。
繋いでおかないと、すこし離れたところにある「すがたの池」に水を飲みに行ってしまう、という伝説がある。

秩父っ子としては、秩父神社よりも三峯神社を紹介してほしかった。
ここは、山のただ中にあって守護神として狐ではなく、狼が祭られていてやはり荒ぶる神社なのである。、
わたしは異教徒なので、あまり詳しく説明はしたくないが、日本武尊に由来する伝説などがあるようだ。
神話はともかくとして、狼がかつて生息していたことは間違いなく、奥秩父の大自然のいぶきを感じ、山深い森の神秘を感じることのできる神社である。
親戚の家や我が家にも、大滝(おおたき)と呼ばれるこの地より働きに来ていた人がいて、そういう人たちから不思議な話を聞くこともあった。

本書の広渡敬雄さんの、この章の冒頭の部分のみを紹介しておきたい。

秩父は、埼玉県の二西部の雲取山、甲武信岳、両神山、大霧山、武甲山等の名峰に囲まれた、荒川上流(長瀞)の秩父盆地を中心とした地域で、縄文時代の遺跡がある。わが国初の自然銅を産して、和同開珎が鋳造され、七〇八年に、和銅と改元された。
秩父三十三番巡礼地に加え、一八八四年(明治十七年)の秩父事件の蜂起結集地・椋神社、狼を守護神とする日本武尊創建の関東屈指のパワースポット・三峯神社がある。
日本三大山車祭の秩父夜祭も名高い当地は、養蚕の集散地として「秩父銘仙」が知られるが、名峰武甲山はセメント製造の石灰石発掘で無残な姿となった。


そう、わたしは日々、武甲山をくずず発破(はっぱ)の音を聞いてそだったのである。
甲をふせたような雄々しい山容であったが、いまは見るにたえられないほど無残である。



 冬眠の蝮のほかは寝息なし   金子兜太





龍とおおかみとロックな祭りのわが郷土。_f0071480_17113416.jpg

秩父連峰と武甲山を背景に。(守屋清太郎撮影)














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by fragie777 | 2024-04-21 18:47 | Comments(2)
Commented by 村山半信 at 2024-04-22 05:55
金子兜太に学び、義弟の出身地ということで、秩父には縁を感じておりますが、一度しか行ったことがなく、わが港町長崎からはますます遠い土地です。
「海程」新人賞を受けたときに貰った句、
    おおかみに螢が一つ付いていた
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Commented by fragie777 at 2024-04-22 09:22
村山半信さま

おはようございます。
コメントをありがとうございます。
義弟さまが秩父の出身!
秩父のどこなのでしょうか。
よろしくお伝えくださいませ。

兜太のおおかみの句、あれは秩父の真闇を詠んだものであると思っております。

(yamaoka)
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