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4月7日(日) 旧暦2月29日
やはり桜である。 すでにこのブログで書いているかもしれないが、東京にある桜のなかでここの桜が一番好きかもしれない。 桜が見られるためにあるのではなく、自然のなかの一つとしてそこにあるという感じ。 それがいい。 鳥ものびのびと花の蜜を吸いにくる。 矢川小学校の桜。 小学校に桜はつきものだ。 しかし、今日は日曜日。 学校は子どもたちがおらず閑散としている。 ちょうどお昼ごろだったので 野球少年たちがお弁当をひろげていた。 先月来たときは、本人の顔よりも大きいお握りにかぶりついている子どもがいて、 わたしたちは思わず立ち止まって見入ってしまった。 子どもは臆することなく、両手でそのお握りをかかえて倖せそうに食べていた。 お握りの制作者に脱帽。 今日は、お弁当を広げている野球少年たちに、どこからか練習をおえた剣道着の少年二人が駆け寄ってくる。 それを見た野球少年、 「いいなあ、剣道着カッコいいよなあ」って叫んでいる。 胴着から解放された少年たちは、やや胸をはだけて紺色の袴姿で走りよってくる。 そのやりとりをわたしは興味ふかくみていた。 (そうか。少年にも、野球のユニフォームより剣道着の和のスタイルのほうがカッコよくみえるのか…) わたしは改めて少年たちを見比べる。 う~~む。 確かに。 剣道着を来た少年はどこか凛々しい。 桜の下では、剣道着はなかなか様になるとも。 (わたしも剣道着に一票)と心のなかでつぶやいて、立ち去る。 矢川緑地の入り口で、あたらしい植物を知る。 緑が美しい。 こんな立て札がある。 「小臭木(コクサギ)」という木であるらしい。 「葉をもむとミカン科特有の香り」と書かれている。 花も咲いている。 わたしは一枚をちぎって、それをもんで鼻に近づけてみた。 なるほど、いい香りである。 で、そのいくつかの葉の欠片をマスクの中に放りこんだのだった。 香がマスクに入り込んだ。 で、 そのことを忘れた。 数時間経って、 マスクをとったとき、 「髭がはえてるよ」って言われた。 ええっ!! 激しく驚いた、 が、 小臭木の葉っぱだった。 楽しい休日のひと日だった。 なにかを見つめている椋鳥。
by fragie777
| 2024-04-07 20:53
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