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4月3日(水) 旧暦2月25日
朝出かけようとして玄関ドアをあけて少し歩きかけて、 (ああ、……芽吹いている……) わが家の狭い庭に植えられた木々たち。 ちゃんと芽吹いてるじゃないの。 これは令法(りょうぶ)の芽吹き。 どの木より魁けての芽吹きだ。 芽吹きの黄緑が目にやさしい。 寝不足の目が癒やされる。 昨夜はどういうわけかあまり寝られなかった。 (夕食を遅くとったのがいけなかった。) あるいはビデオに撮っておいた中国ドラマのけったいな鬼タチの気味の悪さにあてられたか。 シーツに穴があくんじゃないかってほど寝返りを打った。 夜中の二時半をすぎたころ、あろうことかバッハの平均律クラヴィーアをiPhoneで聴いたりもした。 吉田秀和さんが絶賛していたグルダのピアノをダウンロードして。 しかし、それもうるさくなってやめた。 三時半をまわったころだろうか、ようやく眠りについたのだった。 iPhoneに登録してある睡眠管理の今日のデータでは、睡眠時間は4時間3分、点数は100点中35点、「要改善」というお叱りをいただいた。 こちらはえご。 音符のように並んでいる。 かわいいな……。 芽吹きは人のこころを明るくさせる。 今朝は、寝不足のうすぼんやりとした頭をかかえ、あげくにaiのアレクサは反抗的でわたしのささやかな頼みごとさえ無視する始末だった。 今朝は戦いに敗れたぼろぼろの鶏のようであったけれど、わが家の木々たちに励まされて仕事場にむかったのである。 讀賣新聞の昨日と今日の長谷川櫂さんによる「四季」は、坪内稔典句集『リスボンの窓』より。二日の分の紹介をしたい。 弟よ鰆一本提げて来い 坪内稔典 「すぐ近くに住む弟に電話でもかけているような雰囲気」と長谷川さん。そして、その弟はすでに「この世の人でない。」と。「それがわかれば兄のやるせない気持ちもわかる」と。 抱いてむく土佐文旦も思い出も 坪内稔典 「これは土佐文旦をわが胸に押しつけて割っているところか。」と長谷川櫂さん。わたしは今季土佐文旦をなんども食した。甘くて美味しいし、香りもやさしくて好き。ヨーグルトにいれたりもした。家の冷蔵庫には、いまはパール柑が眠っている。文旦の親戚でやや小振り。調べたところ「「パール柑」は熊本県特産のブランド柑橘類。 熊本県の天草地方へかかるパールライン(天草五橋)付近で栽培され、実が真珠のように輝くことから「パール柑」と名付けられました。」とある。そうか、熊本、天草の特産なのか。 今日は早めに食事をして、早めにベッドにもぐりこむつもり。 寝ないと、顔の皺だってふえちゃうじゃない。 今朝の珈琲。 仕事でねむくならないようかなり濃くいれた。 珈琲茶碗は、天草産の高浜焼き。 まあ、天草じゃないって書きながらいま気づいた。 もう30年以上使っている。 高浜焼きだけど、虚子とは関係ないと思うんだ。
by fragie777
| 2024-04-03 19:29
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