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3月16日(土) 旧暦2月7日
うららかな春の一日。 昼間は国立の谷保の里山で友人たちと春を満喫し、 夕方は上野・東天紅での現代俳句協会の懇親会に行く。 谷保天神裏の藪の道では藪椿が咲いていた。 椿では藪椿が好き。 花を大きく開かず、ややうつむいて咲く。 そして野趣がある。 鵯が出たり入ったり大忙しだった。 わたしの目の前に止まった鵯。 蜷と蜷の道だらけの池。 みんなで覗く。 畑仕事をするひとたち。 猫が現れた。 鈴をつけている。 必死で穴を掘りだした。 何をするんだろう。 用をお足しになったのだった。 春光に満ちた雑木林。 犬ふぐり、仏の座、ぺんぺん草であふれている。 友人たちが行ってしまったあと、 はこべの花を見つけた。 きっと誰も気づかなかったとおもう。 本当に可憐な花である。 しばらく見入る。 池のほとりで子どもたちが遊んでいる。 水に手をつっこんで楽しそうだ。 春なんだなあって思う。 そして、わたしは上野に向かう。 東天紅より不忍池をながめる。 夕焼けがビルを染め上げている。 現代俳句協会の今日の会は懇親会の前に新役員の発表があった。 懇親会では、元会長の中村和弘さんのご挨拶、そして新会長の高野ムツオさんのご挨拶があった。 いろいろな方にお目にかかった。 久しぶりにお会いする方もいらした。 池田澄子さんがわたしの格好をみて、「何よ、あなた、若者みたいね。」っておっしゃるので、 「すみません。顔がR女で」って申し上げて笑った。 池田澄子さんは、ちっともお変わりにならず、若々しい。 椿咲くたびに逢いたくなっちゃだめ 池田澄子 という句を今日の椿とともに思い出した。 林桂さんにお会いすると、やおら原稿を取り出して 「yamaokaさん、髙柳重信の百句、書きましたよ」っておっしゃる。 「ええっ、絶対まだだと思ってました」とわたし。 「あとは解説だけです。今日は百句の部分だけ読んでほしいと持ってきました」 ということで、全部には目を通せないけれど、はじめの部分を拝読する。 わたしの好きな重信の句が並んでいる。それがまず嬉しい。 いろんな資料に当たられていて、鑑賞に奥行がある。 この仕事にたくさんの時間を費やされたろうということが伝わってくる。 そして、鑑賞の字数がきっちりと守られていて見た目が美しい。 それも発見。 字数制限をしたのだけど、それについては執筆者にお任せしている。 いろいろと嬉しくなって、 おもわず、林さんとお原稿の写真をとらせてもらったのだった。 3月中には原稿をいただけるかもしれない。
by fragie777
| 2024-03-16 22:52
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