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2月12日(月) 初午 旧暦1月3日
今日は自転車で神代植物園に行く。 日ざしは暖かだが風はつめたい。 蕗の薹をみつけた。 この緑。 まさに早春の色だ。 ほとばしる水のほとりの蕗の薹 野村泊月 そして、もう一句。 藤原龍一郎著『赤尾兜子の百句』 より。 ゆめ二つ全く違ふ蕗のたう 赤尾兜子 『玄玄』の掉尾の一句。『赤尾兜子全句集』(立風書房刊)の和田悟朗氏のあとがきによると、この句は兜子の没後に、日記から発見されたのだそうだ。まさに、最後の一句ということになる。 昭和五十六年三月十七日午前八時過ぎ、自宅近くの阪急神戸線十善寺坂踏切にて急逝。 二つの夢とは何か? 何がまったく違うのか? 真意はついに不明のままである。春を告げるフキノトウをみつめながら、そこには生きる意志は生まれてこなかったのだろうか。 植物園をふらふら歩いていたら、空をきりさくような甲高い鳥声がした。 (鷹だ!!) わたしは声のする方へ足をはやめる。 桂の木と曙杉がならぶ辺りか。 いや、曙杉にいるんじゃないか。 大きなカメラをさげた男性がやはり反応している。 わたしは人に話しかけることが苦手なのだが、今日ばかりはそうは言ってられない。 「鷹がいますよね!」 「うん、いるよ、ほら」と言って指さす。 いや、よく見えない。 その人は親切に 「いい、この木をまっすぐに上っていくと15番目くらいの枝にいるよ」と。 そして自分で写した大鷹をみせてくれた。 (おお!) わたしはもう一度じいっと目をこらす。 いた!高い木のてっぺんちかくに白いものがある。 この写真では一番左の曙杉の上のほうにいるのだけど、わからないでしょう。 で、 これ。 私のコンパクトカメラを思い切ってズームにしてとらえたもの。 いるでしょ。 ときどき鳴く。 角度をかえてみる。 おお、この目。 ぐっとくる。 カメラを提げた人がだんだんと集まってくる。 「ああ、昨日とおなじところにいる!」 そんな声も聞こえる。 一人の女性がわたしに話しかける。 「はじめて鷹をみました」 もっと性能のいいカメラだったらはっきりと撮れるのに。 まあ、いいや、 こうして見られたから。 おおかたの人が去ってしまったあともしばらく私は鷹を見つづけている。 (また、会いましょう) と挨拶をして立ち去ることに。 ふりかえれば、はっきりとその姿がみえる。 右の曙杉と松が触れあいそうなところに白い小さなかたまりがある。 そう、それが大鷹。 なんどもふりかえる。 休日の最後の日に大鷹を存分に見られたことが何より嬉しい。
by fragie777
| 2024-02-12 19:00
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