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2月1日(木) 旧暦12月22日
熟柿をつつく椋鳥。 京王線・千歳烏山駅のプラットフォームで、乗り換え電車を待っていたときに。 たくさんの椋鳥が群がっていた。 甘いんだろうなあ。 正直、わたしは熟柿は苦手。 柿は好きだけれど。。。 今日から2月。 あっという間に終わってしまう2月。 「あっ」のうちにたくさんのことをしよう。 昨日の31日付けの毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、『山上樹実雄全句集』より。 花びらを散らすかに吹き葛湯かな 山上樹実雄 「今日の句、葛湯のやさしい感じをきれいに表現している」と坪内さん。 本当に。思うに「葛湯」ほど繊細な風味とやわらかな口当たりとやさしい甘さをもった飲み物ってほかにないんじゃないだろうか。 小さかった頃、病気になるとつくってもらっていた。 今日はお客さまがおひとりご来社くださった。 青木百舌鳥(あおき・もず)さん。 第1句集の句稿を持参された。 青木百舌鳥さんは、俳誌「夏潮」(本井英主宰)の同人。 慶応高校時代に、当時教職におられた本井英氏の指導をとおして俳句に目覚められたのである。 「惜春」(高田風人子主宰)を経て、いまは「夏潮」でたよりになる存在として頑張っておられる。 前北かおるさんや杉原祐之さんの先輩にあたられる方だ。 15年間の作品を収録した第1句集となる。 句集名は「めらめら」 めらめらと日なかに立てり冬の菊 よりの命名である。 百舌鳥という俳号は高校生のときにご自分でつけられたということ。 「鷹とかつけたかったのですけど、それはちょっとということで百舌鳥にしました」と。 ご友人で切り絵作家のさとうみよ氏の作品が装画となる。 狐をモチーフにしたおもしろい切り絵であある。 「句をまとめてみていかがでした」と伺うと、 「今回、句を選ぶにあたってまず想像句はすべて抜きました。実体験に根差した句だけ残しました。すると、へんなところでへんなことばかりしている自分が見えてきました」と青木百舌鳥さん。 本井英主宰が力をいれておられる「こもろ日盛俳句祭」に毎年通われているという。 「おのずと信濃の句が多くなりました」とも。 お写真をと申しあげたら、 ちょっと逡巡されて、「顔ではなくて」ということでの一枚。 すばらしいカメラをお持ちである。 「いろいろなことの記録として撮っています」ということ。 「仙川には、翡翠や百舌鳥や黄鶺鴒などいますよ」と申しあげたら、「鳥はいいですよね!」と嬉しそうな顔をされたのだった。 そしてお帰りになったすこしあとに、担当の文己さんあてのメールに、 「仙川に立ち寄りました。ハクセキレイが5,6羽飛び立ちました。ちょっと散歩して帰ります」 とのご報告があったのだった。 わが翡翠にもきっと会えますよ。。。 わたしが仲良くしている翡翠。
by fragie777
| 2024-02-01 18:43
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