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1月22日(月) 旧暦12月12日
仕事場にむかう朝。 お店はまだオープンしていない。 花屋さんの店頭には、はやくも蕾状態のハクモクレンと雪柳が売られていた。 春の気配だ。 右手の親指の先が皹になってしまって痛い。 皹になるほど炊事仕事をしているわけではないのに。 お高いハンドクリームを誕生日にプレゼントしてもらったのに。 可哀想なわたしの親指。 ひとつ「お知らせ」です。 俳人の岩田奎さんが、この26日(金)に京都の左京区にある本屋さんで「季語について」の講演をされます。 関西方面の方(もちろんそうでなくても)、興味のある方は是非に。 ただし、定員があるようですので、いっぱいになってしまっていたらお許しを。 句集『膚』もそこで購入できます。(サインもしてもらえるかも) この本屋さんはとても素敵な本屋さんで、かつてスタッフのPさんと京都であそんだとき、京都駅で自転車を借りて二度ほど訪ねたことがある。(営業もかねて) ブログでお店の写真も紹介したが、いつだったかしら。もう大分前のこと。 20日(土)の京都・宇治の「宇治花やしき・浮舟園」で行われた俳誌「天塚」主宰・宮谷昌代句集『竹の春』の出版記念会について紹介をしたい。 担当スタッフのPさんのレポートです。 * * * 2024年1月20日に、京都の宇治にある花やしき浮舟園にて、天塚新年句会・『竹の春』出版記念会が開かれました。 大寒の曇り空の中でしたが、後半は光が差してとて宇治川がとても輝いていました。 たいへんアットホームで「天塚」の皆様の伸びやかさが温く素敵な会でした。 2023年に『竹の春』を出版された天塚主宰の宮谷昌代先生をお祝いする会も開かれ、お招きいただきましたのでお邪魔してきました。 ご挨拶をされる宮谷昌代主宰。 今日は雨の中たくさんの方にはるばると来て頂いて、ありがとうございました。 こんなに盛大に『竹の春』の出版記念をしてもらえて、本当に光栄の至りです、ありがとうございました。 みなさんのお話を聞いてしみじみと懐かしい気持ちになりました。ひとつひとつの思い出を綴って下さったお話、心に染みて嬉しく思っています。ありがとうございま す。 『竹の春』に書かせていただきましたが、千女先生が何時も言ってた言葉で「ええ言葉は使わんでええ、飾ったら中身がなくなる。だからありのままで今を詠みなさい」 と私は教えられてきたので、『竹の春』もありのままの自分をさらけ出したので、日記みたいで恥ずかしいんですけど、子供たちも大きくなって孫との日常も過ぎた、今 回は子供達が大きくなって、主人とふたりでゆっくりとした幸せな生活をしている中の句集だったので、詠んでたらその時時が蘇ってきます。 『竹の春』お恥ずかしいですけども、この句好きだったよとかこの句は覚えたよとか、そんな風にひとつでもふたつでもみなさんの心の中にそういう句があったら俳句 やってきた冥利につきます。『竹の春』を出版したおかげだなと感謝しています。 大きい句集もあれば小さな句集、薄い句集もありますが皆様も生きた証として、自分の証としてそろそろ句集をまとめてみたらいいかと思います。 これからも身体に気をつけて頑張っていきます。今日は来て頂いて本当に感謝しております。 昨年45周年を迎えられた天塚。 みなさま本当に和やかで多彩な方が多く、宮谷先生のお人柄もあって明るく朗らかな 結社だなと心が温かくなりました。 50周年55周年とますますのご健勝をお祈りしております。 天命にゆだねて励む竹の春 宮谷昌代 * * * そして昨日は、新宿・京王プラザ「富士の間」にて、「ににん」2024年新年懇親会があって、Pさんとふたりでうかがう。 懇親会もかねた「新年会」であり、また会員の皆さまの句集の出版をお祝いする会でもあった。 ふらんす堂からは昨年「ににん」の代表をされていた岩淵喜代子さんの句集『末枯れの賑はい』 を刊行させていただいた。 コロナ禍によってここ数年出版のお祝いもできなかった方々の句集のお祝いもされたのだった。 河邊幸行子第1句集 『お百度ごころ』 2019年 葦牙俳句会刊 島 雅子第2句集 『もりあをがへる』 2019年 朔出版刊 谷原恵里子第1句集 『冬の舟』 2020年 俳句アトラス刊 中島外男第1句集 『妻の日記』 2020年 角川書店刊 新井大介第1句集 『水平線』 2021年 角川書店刊 歌代美遥第1句集 『月の梯子』 2022年 邑書林刊 宇陀草子第2歌集 『宇陀阿騎野』 2022年 文学の森刊 岩淵喜代子第7句集 『末枯れの賑はひ』 2023年 ふらんす堂刊 以上の8名の方々の出版記念会である。 出版された皆さま。 ご挨拶をされる岩淵喜代子氏。 今日はみなさんわざわざありがとうございました。 コロナのせいもあって4年間の間に出版された句集を今回ずらりと並べました。ににんも気が満ちたのか、句集を出す方が次々と出てきました。私が促した覚えもあまり ないのですが、結構溜まったなと思いました。これからもその勢いで句集を作って頂けるといいかなと思います。 句集を作るというのは、作ることの工程が面白いかなと思います。最初はどうすればいいのか分からないかも知れませんが作っていくうちに形ができてくるようなところ もあります。 今後もぜひ相談して下さい。お手伝いはできると思います。よろしくお願い致します。 閉会は、「ににん」新代表の新井大介氏。 来賓をまじえて記念撮影。 来賓は、鳥居真里子、辻村麻乃、西村麒麟の各氏。 句集出版をされた「ににん」の皆さま この度はおめでとうございました。 こうして一堂に会してお祝いができましたことをお喜びもうしあげます。 句集のご上梓を機にさらなるご健吟をお祈りもうしあげます。 鬼灯を鳴らせば愚かな音なりし 岩淵喜代子 今日はお客さまがひとりご来社。 山下由理子さん。 第2句集上梓の相談にみえられたのだ。 担当のPさんが対応。 山下由理子さんは、現在は「香雨」同人。 鷹羽狩行主宰の「狩」で俳句をはじめられ、2007年に第1句集『草の花』をふらんす堂より上梓されている。 この度はそれ以降のおよそ17年ほどの俳句より358句ほどを自選して第2句集として上梓される予定である。 片山由美子主宰は句集名と帯文をよせられる予定である。 今日はいろんな本を御覧になって、造本についてもご相談された。 目下クータバインディング製本にするかフレキシブルバック製本にするか悩まれている。 「今回句稿をまとめていかがでした?」と伺ったところ 「すごく勉強になりました。同じ様な季語をつかっていたり、自分の言い回しのくせのようなものも見えてきて」と山下由理子さん。 第1句集を手にされた山下由理子さん。 中学生のときに教えをうけた先生が、芭蕉が好きで芭蕉の話をよくされたのだそうである。 その芭蕉への興味からはじまって、句作の道がひらかれたと語る山下由理子さん。 今日はクータとフレキシブルバックの二冊の本を見本に持ち帰られて、「家族に相談してみます」と。 「誰の決定権がつよいのですか」と伺ったところ、 「もちろんわたしです」と即答。 そうですよねえ。。。
by fragie777
| 2024-01-22 19:44
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