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11月25日(土) 旧暦10月13日
寒い一日がはじまると、天気予報は告げていた。 わたしは、ダウンを着込み、もこもこに着ぶくれた。 しかし、 「誓いのルビー」と名づけられた口紅を塗っているわたしは、 まるで魔法をかけられたような気分。 ということで、飯能・名栗の山里で遊ぶ。 おそれていた寒さもそれほどではなく、散策には良き一日となった。 冬桜がすばらしかった。 空は真青。 満開といえども、冬桜はあくまで清々しい。 名栗は、俳人の石田郷子さんが暮らすところである。 里歩きの前に、石田郷子さん家の庭の枯草でさわぐものがあった。 よく見ると二羽の鳥である。 尉鶲が二羽、争っている。 石田郷子さんによると、「縄張り争い」をしているのだそうである。 ここ数日それがつづいているらしい。 どちらもひかず、なかなか激しい。 二羽もつれあったまま、飛んで行ってしまった。 わたしたちは、名栗川に沿って歩き出す。 杉山を背景に、枯れの風景がつづく。 水はすくなく、いわゆる「水涸れ」である。 一羽の鷺が降り立った。 なんだ、これは!。。 ここにくると、 道路にかけてある鏡に必ずわが半身を映すことにしているのだ。 しかも、きょうは「誓いのルビー」である。 あはっ。 冬紅葉がうつくしい山間の暮しのなかを歩いていく。 名栗川を眼下にみつつ。 枯れすすきが風に揺れている。 枯蘆。 川は透明度がたかく、水底がよく見える。 さまざまな枯れに出会う。 猫たちのねむる日当たりのよい家をのぞく。 射干玉の実をみつけて、ちょっと感激する。 エナガの姿も辛うじてとらえる。 溜息がでるほど、はればれと美しい枯れ。 常緑の緑、紅葉の赤と黄色、そして枯れの色。 わたしの影はその枯れのただ中にいる。 豊かな充足した一日だった。 枯色として華やげるものもあり 稲畑汀子 だれ! わたしのこと、 「着ぶくれモコモコ妖怪」なんて言っていたヤツは!! 失敬な。。。。
by fragie777
| 2023-11-25 22:34
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Comments(2)
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