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11月22日(水) 旧暦10月9日
長野・小布施の北斎舘。 ゆっくりと観たかったのであるが、あろうことか時間がなかった。。。 祭屋台の天井画。 北斎は、晩年の80代のある時期を小布施で過ごしたようだ。 80代の作品とはおもえない迫力だ。 ゆっくり時間をつくってもう一度行きたい美術館である。 新聞記事を紹介したい。 18日づけの讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、岡田眞利子句集『能管』より。 手袋の這ひだしさうに卓の上 岡田眞利子 「革手袋は長く使いつづけると、手の形そっくりになる。指の曲がり方も手のひらの皺まで。」と長谷川さん。 本当にそう。だからいや。わたしの手はすごく不格好。人前にさらしたくないほど。だから革手袋はしたくない。もっぱら指の出るウール生地のものを愛用している。手が美しい人っていいわよね。そのむかし、指のきれいな男子に心を奪われたことがあった。いまでも好きな指の形をしている人がいると指ばかり見つめてしまう。そして、自分の手は人目にさらさないよう、そっと隠す。 20日づけのおなじく讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、仲寒蟬句集『全山落葉』より。 みほとけの胸より下は冬の山 仲 寒蟬 この掲載記事に添えられた観音の写真が美しい。大船観音とある。そしてこの一句どおり胸から上だけがみえる胸像の観音である。「真っ白な観音様」とあり、「地中深く立っておられることになる」と長谷川さん。な、なるほど。。。。 帰り支度をしているPさんに「明日ってなんでお休みなんだっけ?」って聞いた。 「勤労感謝の日ですよ」 「ああ…」 「われわれはこうして勤労してるんだから、派手に休んでいいんですよ」と。 「ああ、そうね。。。」と言ってみたものの、 派手にってどう休めばいいんだ。。。。 たぶん、わたしは洗濯をしたり、スープを作ったり、録りためたビデオをみるくらいで、地味な休みになりそうである。 仕事をしちゃうかもしれない。。。 「早く帰ったほうがいいですよ。寒くなりそうですよ」と言いながらPさんは帰っていった。 わたしも帰ろう。 昨日つくった鍋が待っている。 結局白菜ではなくキャベツをつかった鍋にした。 なぜって、 白菜以上にキャベツが冷蔵庫を占拠していたからである。 信州の山々を望む。 小布施にて。
by fragie777
| 2023-11-22 18:38
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