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11月13日(月) 地始凍(ちはじめてこおる) 旧暦10月1日
小布施・岩松院の背後の冬紅葉。 小春日和の一日、 冬紅葉をながめているとほんわかした気持になる。 しかし、この先の山には行けない。 熊が出るのである。 冬眠できない熊たちは辛いだろう。 この日遠くから威し銃の音が聞こえていた。 12日付けの讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、浅井敏子句集『秦野』 より。 マスカットはちきれさうなややの腿 浅井敏子 「マスカットといえば昔はこれだけったが、近年はシャインマスカットだろうか」と長谷川さん。このごろはこのシャインマスカットが、葡萄界を制覇している。近くのスーバーマーケットでは、最近葡萄のコーナーには、このシャインマスカットしか並んでいないことがある。かつては、翠峰とか黄玉とか素敵な名前のついた青葡萄があったり、甲斐路などの葡萄もおかれて賑やかだったのが、いまではピオーネや巨峰がすこしあって、ほとんどシャインマスカットだ。わたしは黄玉の香り豊かな葡萄が好きだったので、ここ数年それを口にすることができずに悲しい。 喪中のお知らせをいただき、驚いてしまったのだが、今年の3月9日に俳人の渡辺鮎太さんが亡くなられたのだった。 闘病をされていたが、まだまだお元気だとおもっていたのに。 享年69。 俳句を数句紹介して、故人を偲びたいと思う。 ひと遠くして身ほとりの秋桜 金銀はかく使ふべし春の海 蛇泳ぎをり腰らしきところあり 八月が減るクレヨンの青が減る 風鈴の雨に濡れたるあとの音 何の哀しさ一望の麦の秋 龍の玉父亡き空を映しをり 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 鷹の眼に淋しき肉として歩む 渡辺鮎太 今日はこれから用事があって出かけます。 では、 行ってまいります。 (寒いな……)
by fragie777
| 2023-11-13 17:38
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