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11月10日(金) 旧暦9月27日
国立・矢川緑地の椋の木。 左側が老木、右側が若木。 さすが若木は瑞々しい。 椋の葉っぱ。 この日、友人に椋の葉の特徴をおしえてもらった。 わかります。 で、下手くそだけど、絵に描いてみた。 上の写真と比べてみてくださいな。 教えて貰ったことが嬉しかったので、絵まで描いてしまった。 ![]() 今日はお客さまがふたりお見えになった。 午前中は、岐阜から竹腰素(たけのこし・はじめ)さん。 句集のご相談におみえになられた。 竹腰さんは、詩人でもありふらんす堂から第1詩集『しゃぼん玉刑』を2013年に上梓しておられる。 本詩集で、第12回北陸現代詩人賞・奨励賞受賞を受賞されている。 俳句は、俳誌「はるもにあ」(満田春日主宰)に所属、そこで作られたものを中心に、はじめての句集を上梓される予定である。 担当のPさんと装釘・造本もふくめていろいろと打ち合わせ。 竹腰さんのご希望は、 句集は比較的大人しいものが多いので、思い切って派手になさりたいとのこと。カンディンスキーとかシャガールのような楽しい色遣いで、従来にない句集に。 ということである。 詩集『しゃぼん玉刑』も凝った一冊だった。(本文用紙はきわめて贅沢なもの) 句集名は「水無月の鹿」を予定されている。 竹腰 素さん。 あかるいオレンジのセーターとリュックが響き合っていておしゃれである。 学生時代は山岳部に所属し、冬山登山をされたということ。 登った山でいちばん印象的だったのは、と伺ったところ、 「中央アルプスの北岳ですね。一週間くらいかけて登りました」 北岳は日本で二番目に高い山だそうである。 その学生時代の仲間と通信句会をたちあげ、俳句を作り合っておられるということである。 もうおひとかたは、画家の辻憲(つじ・けん)さん。 第1句集の句稿をもって夕方にご来社。 辻憲さんは、詩人・辻征夫さんの弟君である。 亡くなられた辻征夫さんも俳句をつくっておられ、書肆山田から句集を上梓されている。 辻憲さんは、詩人、俳人の方たちがやっている「余白句会」のメンバーである。 詩人の井川博年さんに誘われて「余白句会」の参加したのが、俳句をはじめるきっかけとなった。 この時ご一緒だったのが、俳人の三宅やよいさん。 「その時にね、もう亡くなってしまった田中裕明さんが、僕のつくった句を「天賞」にとってくれてね、それですっかり俳句の虜になってしまいました。」 田中裕明さんと森賀まりさんのお二人がゲストでいらっしゃったのだそうである。 まあ、その句はなんという句ですか?と伺うと、 啓蟄や虫の挨拶あっちこち この可愛らしい一句は、もちろん上梓を予定されている第1句集に入っている。 三ヶ月に一度の「余白句会」は、これまで一度もお休みをしたことがないと。 「俳句はほんとうに素晴らしい文芸だと思います」辻さん。 辻憲さん。 モノトーンの装い、こちらもリュックと響きあって素敵である。 好きな俳人は?と伺うと、 「久保田万太郎」と即座に。 「あんな風な句がつくれたら、それはもう最高ですね」と。 明日の旅行について、スタッフがいろいろと心配をしてくれる。 「まだ、準備してないんでしょう」とか、「行く先の温度をiPhoneでしらべて、低い温度にあわせた恰好をするといいですよ」とか、「朝、ちゃんとおきれますか」とか。とか。 これから帰って準備をするのである。 仙川の行き時間を言ったら、「じゃ、家をでるのは、遅くとも15分まえですよ」と言われた。 「わかった、早く起きて頑張る」 「帰りは何時ころになるのですか」と尋ねられ、 「まだそこんとは頭に入ってないわ、多分夕方」と言うと、絶句された。 ほんとうに目先5ミリのことしか考えていないyamaokaである。 無事に帰ってくればしめたものである。
by fragie777
| 2023-11-10 18:43
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