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11月3日(金) 楓蔦黄(かえでつたきなり) 文化の日 旧暦9月19日
文化の日の今日、俳句関係の会が三箇所であった。 それぞれご案内をいただいていたので、スタッフが分担して出席。 午後一時より、上野の東天紅にて「現代俳句協会」の全国大会が行われた。 こちらは、スタッフのPさんと文己さんが出席。 午後5時よりは、京王プラザホテルにて、俳誌「くじら」の10周年のお祝いの会、こちらはyamaokaが出席。 スタッフのPさんが声をかけていただいていたのだが、わたしが代理で出席することになった。 午後5時半からは、品川プリンスホテルで俳誌「澤」俳句会の20周年のお祝いの会。 こちらは小澤實主宰をはじめ澤の方々の句集を担当したPさんが出席。 Pさんは、現代俳句協会の全国大会を途中で失礼して、「澤」のお祝いの会にむかう。 さきほど「これから二次会へ行きます」というLINEが入ったので、まだ仕事中である。 今日は、現代俳句協会の全国大会の様子を、文己さんのレポートでまず紹介したいと思う。 第78回現代俳句協会賞と第24回現代俳句協会年度作品賞の顕彰があり、記念講演は、赤坂憲雄氏による講演。タイトルは「あくまで文学的な、武蔵野語り」 * * * ご受賞された方々。 2年ぶりに大会が開けることになりました。コロナ禍の2年をかけて「一般社団法人」の資格を得ました。俳句はどこか集団の文芸という大事な部分があると思います。この大会もその根底になっているのではないかと思います。 と中村和弘会長のご挨拶。 井口時男さん(協会賞受賞) 現代俳句協会は開かれた自由な賞です。こうして賞を頂くきっかけになった齋藤愼爾さん、そして黒田杏子さんは今年の3月に相次いで亡くなりましたが、その年に自分がこのような賞を頂けたご縁が嬉しかったです。 高木宇大さん(作品賞受賞者) 「万緑」にいましたが、町工場で働いていてリーマンショックにより俳句を離れざるを得ない状況になりました。一度巻頭になって以降、七年ほどは一生懸命句作をするも結果が出ない時期がありましたが、こうして賞を頂けて嬉しいです。 その他、学生部門の受賞作品の方も数名来られていました。 赤坂憲雄氏(民俗学) 国木田独歩や虚子が描くような牧歌的な武蔵野と比較しながら、北条民雄、石田波郷の作品などから観る、厚い雑木林に囲まれ、外からの侵入を阻むようなどこか暗い「黒い武蔵野」の存在を示され、震災のような非常時に思いを綴ろうとする短歌、俳句などの公的資料には残らない文学作品の資料性、重要性を語られました。 赤坂憲雄氏。 懇親会ではウクライナ出身のカテリーナさんに、民族楽器バンドゥーラを弾きながら歌って頂き、二年越しの大きな大会ということで大変華やかな会でした。 カテリーナさんの演奏。 * * * 赤坂憲雄氏の講演は、スタッフのPさんも「武蔵野の話でとても興味深い!」とLINEをしてきたが、途中で抜けなくてはならず残念な様子だった。 わたしも聞くと喜びそうな内容だということで録音をしてきてくれたということ。 あとで聞くつもり。楽しみ。。 さて、 俳誌「くぢら俳句会」10周年のお祝いの会について、紹介したい。 たくさんの来賓の方々を招いて華やかなお祝いの会となった。 ご挨拶する中尾公彦主宰。 俳句は目のまえにあるものだけではなく、その奥にあるものを写生することであると思っております。それには吟行が大事であると。この15年間に8月で200回の吟行をいたしました。毎月休むことなく。俳句の神さまに守られていると思っておりますので、頑張りたいなと思います。 閉会のご挨拶をする工藤進副主宰。 わたしたちは東日本大震災、そしてコロナ禍という災害を俳句をつくることで乗り越えてきました。共に俳句をつくりあえる仲間がいるんだということ、その事を実感している今日です。 中尾公彦主宰、工藤進副主宰をはじめ「くぢら」の皆さま、 10周年おめでとうございます。 こころよりお祝いを申し上げます。 「心に響く言葉で、心に届く俳句を」 をスローガンにさらなるご健吟をお祈りもうしあげます。 それぞれの目の前には、こころづくしの鯨の折り紙がおかれていて、テーブルにはたくさんの鯨が泳いでいたのだった。 俳誌「澤」20周年のお祝いの会については、Pさんよりのレポートを待って、紹介したいと思う。 わたしはまだ仕事場。 これから家に帰ります。
by fragie777
| 2023-11-03 21:48
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