「ふらんす堂通信178号」編集期間。新連載も。。。

10月13日（金）　菊花開（きくのはなひらく）　　旧暦８月29日

矢川緑地の小楢の実。

近くに蝶がいた。

わたしたちの目の高さにいる蝶であるが、すこしも動かない。

いろいろな角度から見たのだが、ピクリともしない。

標本の蝶のように固まっている。

このまま死んでいくのだろうか。

足元をみれば、

泥にまみれた蝶の翅が落ちていた。

そして、こちらは、

今にも飛び立たんとしている人間だ。

「ふらんす堂通信178号」の編集期間真っ只中である。

というかおおかた校正をおえて、

出社をするとわたしの机の上に、178号のゲラがドサッと置かれていた。

（これをこの休日に校正しろってか……）

今日できるだけ目を通しておけば、休日は楽になるな、

と思い、とりかかることに。

今回の178号から新しい連載がはじまる。

俳人の千葉皓史さんによる「俳書遠近」と題した俳書（主に句集となるか）論である。

第一回は、岩田奎句集『膚』評。

30年ぶりに上梓された第2句集『家族』が好評の千葉皓史さんだ。

若さにおいても技量においても突出している岩田奎の俳句をどう読み解いていくか、興味のあるところ。

これからが楽しみな新連載である。

「こわい俳句」は、詩人の川口晴美さん。

こちらも岩田奎さんの俳句をとりあげている。

鑑賞がすこぶるおもしろい。

さてと、ゲラの読みはこれくらいにして、もう帰ろう。

明日つづきを読む予定。（yamaoka さぼるな。って自分に言い聞かせたところ）

目下iPhoneで、井上陽水をダウンロードして聞いているのだけど、

♫　昼寝をすれば　夜眠れない　どういうことだろう　♫

って歌いだした陽水に、おもわず「そりゃ、当たり前じゃん」って突っ込みをいれてしまった。

帰りも陽水を聴いて帰るんだ。。。

じゃ。。。。