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10月11日(水) 旧暦8月21日
毎年のようにこの柘榴をみる。 見上げているのは友人のりんさん。 あら、こんなかわいい肩カバンをしょってたんだ。。。 実石榴は見落としの詩のごときかな 中井洋子 それにしても寒くなった。 わたしは風を通さない革のパンツをはくことにした。 このパンツやや細身である。 だから、わが太めの脚をこうぐいっと突っ込まなくてはいけない。突っ込んでからがっと引き上げ、こんどは盛り上がり気味のお腹と格闘する。できるだけ息をぬき丹田に力をいれてそくざに革パンツのなかにそれを押し込みジッパーですばやく引き上げる。ここは一気にしないといけない。 で、ヤレヤレとなる。 パンパンであるけれど、一応納まった。 ヨッシ。 今はちょっと息苦しいけれど、革はそのうち伸びてくるから平気よ。 鏡に映してみるといつもよりほっそりとしたわたしがいた。 9日付けの毎日新聞の高田正子さんの連載エッセイ「出会いの季語」に、先日行われた田中裕明賞授賞式にまつわることが書かれている。タイトルは「秋のよき日に」。 抜粋となるが紹介したい。 9月の末、小石川後楽園(東京都文京区)を歩いた。(略)小さな田には稲穂が揺れ、それを守るべく案山子が何体も踏ん張っていた。(略) こんな具合に面白いものがたくさんあったのだが、それらをさしおいて最も愉快だったのは、庭園前に集合したときのことだった。 実はその日は田中裕明賞の授賞式兼吟行会であった。この賞は45歳未満の俳人の句集に贈られるもので、その場に集合した人々の平均年齢は、ふだんの句会ではあり得ないほと若い。そこへ、更に若い岩田奎さん(24)が現れた。手に何かを持って、そろりそろりと。 受賞者として蟷螂を捧げ持ち 高田正子 道すがら見つけたのだそうだ。既に腹の大きい蟷螂(カマキリ)であった。このあと庭園に放たれたから、来年ここでそのその子らに会えるかもしれない。 年齢、性別、職業を超えて集まるよろしさをたっぷり味わった一日であった。 高田正子さんは、田中裕明賞の選者のおひとりである。 吟行会は、選者も受賞者も応募者もなくみなひとりの俳句をつくるものとなって、同じ場所を吟行し句をつくり互いに選をしあう。 はじめて会った人と一緒にあるきながら、季節にふれる。 俳句という文芸によってもたらされる豊かな楽しい時間だ。 第11回、第12回の田中裕明賞のときはこの吟行会ができなかった。 オンライン句会のみとなってしまったことがたいへん残念である。受賞者、応募者の方々に申し訳ないという思いもある。 でも、状況をかんがみてどうしようもなかったのだ。。。 いまさら悔しい。 今日は午前中は出たり入ったりで落ち着かなかったが、午後は比較的集中して仕事ができた。 ただ、目標までにはまだまだである。 明日は早い出社の日である。 すこしははかどるか。。。。
by fragie777
| 2023-10-11 19:02
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