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9月27日(水) 社日 旧暦8月13日
小雨ふるなかを秋蝶がさかんに飛び交っていた。 もう一羽もやってきた。 秋の蝶ってどことなく人懐っこい。 仕事の夕べ、スタッフたちとおしゃべりをしていたら、もう6時を過ぎてしまった。 「じゃ、お先に。。」って帰っていく。 あらら、 わたし、これからブログを書くんだった。 今日はどんなことをしても7時まえには仕事場を発ちたい。 新聞記事を紹介したい。 今日の讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、瀧澤和治著『福田甲子雄の百句』より。 落鮎のたどり着きたる月の海 福田甲子雄 「秋、水が冷たくなると鮎は次々に川を下りはじめる。これが落ち鮎。錆鮎(寂鮎)ともいう」と長谷川さん。「月の海」に銀色の鮎、美しい景だ。 22日付けの中日新聞では、松平盟子著『与謝野晶子の百首』が大きく写真入りで紹介されている。 抜粋して紹介をしたい。タイトルは「晶子 成熟の中年期」 「『晶子像を刷新したかった』と、あまり読まれてこなかった中年期に紙幅を割き、作品世界全体の入門書にもなるように仕立てた」と。 「晶子は20冊超の歌集や詩歌集を刊行しているが、松平さんは『読者がもつイメージが『みだれ髪』や最晩年など一部の有名作品に偏っている』と残念に感じてきた。発表当時に鮮烈な反応を呼んだ作品が多いだけに、歌人としての評価も、これらの作品の印象で語られがちだという。 中年期は、鉄幹が創刊し晶子をスターにした雑誌「明星」が一時廃刊になって生活苦に陥った時期で、晶子は失意の夫を励ましながら自身の文筆活動で一家を支えた。松平さんは、人生の深みに連動するように詩歌に陰影が差した『中年期こそ晶子の実りの時期」と語る。選集には、中年期に差しかかる不安が見える〈若き日は尽きんとぞする平らなる野のにはかにも海に入るごと〉や、夫への思いの変質を歌う〈若き日の火中にたちて相とひしその極熱のさかひにあらず〉などを収録した。(略)晶子の歌は難しいものが多いといい『中年期の歌は特に分からないので敬遠されがちだが、成熟した女性のまなざしが感じられる」と魅力を語る。 今日は、今進めているわたしの仕事で、大事なゲラ紛失事件(!?)がおこった。 いくら捜してもない。 あるはずなのに。 もうあっちこっち捜し、でもわたしのこういう状況は珍しいことではないので、スタッフは呆れながらも一緒に捜してくれている。 校正者さんも騒がせた。 ほぼ諦めかけた。 しかし、 もし見つからなくても、 スタッフが赤字ゲラはちゃんとPDFにしてくれているし、大事には至らない。 けれど、あるべきものがない、というのはなんとも気持が落ち着かない。 そして、 もう諦めて、ほかのことをしようとある抽斗をのぞいたら、 あら、まあ、 あるじゃない、 こんなところに。、 「あった!あった!ぜったい出て来ると思ったんだ!」って大喜びするわたしにスタッフは呆れ顔である。 思うに、わたし以外のスタッフはみなちゃんとしているのだ。 わたしはダメ、机の上の乱雑さ、きちんとメモをとらない、それでいてすぐ忘れる。 今朝のミーティングで、スタッフたちが「ゲラはPDFにして残す」と言っていたので、 「あら-、そんなこと必要ないじゃない」って言っていたのだが、 たちまちその必要性が認識された。 わたしこそ、ちゃんとPDF対応を考えなくてはいけないんだということ。 つくづくと思ったのね、 なにかが失くなったって騒ぐのは、ふらんす堂ではyamaokaひとりのみだっていうこと。 すこし反省をした。。。 反省してもすぐわすれちゃうけどさ。 でもいつもスタッフが助けてくれる。 ここだけの話。 おお! 7時になるまえに書き上げたぞ。
by fragie777
| 2023-09-27 18:48
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