カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
9月18日(月) 玄鳥去(つばめさる) 敬老の日 旧暦8月4日
突然目のまえに、 そう、たしかにザリガニである。 手足をバタバタさせていた。 先日の国立・谷保歩きのこと。 川にもどすと、ゆっくりと流れにそって動いていた。 白い煙るような花。 仙人草(せんにんそう)である。 季語としては晩夏になる。 これも仙人草。 一花一花もきれいな花である。 すぐ隣りに咲いていたのが、 虎杖(いたどり)の花。 可愛らしい花だ。 こちらも季語は晩夏。 そしてこの花たちに覆いかぶさるようにすさまじい勢いで咲いていたのが、 葛の花のだった。 葛の花のむかいには、 露草の群生。 小さな小径を歩いていても、野の草花にはことかかない。 いまの時期は、まだ、晩夏の花と秋の花がこんな風に混じり合いながら咲いている。 まもなく、秋の草花に彩られていくのだろう。 田圃の風景であるが、実はこの稲穂の上をおびただしい数の蜻蛉が飛んでいたのだった。 わたしたちはその蜻蛉を眺めていたのだが、この写真ではすこしも分からない。 でもね、 こうじいっと見つめていると、蜻蛉の姿が見えなくもないことよ。。。。 じいっとね。。。 見えたでしょ! 見えない人は修業が足りないかもよ。。 嘘、嘘。 これはどうかしら。 ようく見るとわかるんだけど。 まあ、心の目でみてくださいな。。 今日はお昼からずっと仕事をしている。 めちゃめちゃ仕事をした。 宅急便を4つつくり、 「鈴木六林男の百句」を校了にした。 明日は、初句索引、季語索引のノンブル合わせをして下版。 執筆者の高橋修宏さんの解説の末尾はこう結ばれている。 「極限的な戦場を生き抜き、俳句表現によって〈戦後〉を問い続け、円熟や完成を拒み続けた鈴木六林男─。その軌跡は、今日もなお不穏な可能性を秘めたまま、未知の読者の前に開かれている。」 「戦争」というものが過去のものではなく、わたしたちの未来に黒々と影をおとしつつ現在である。 俳人・鈴木六林男を本シリーズに加えて刊行できることの意味を改めて思ったのだった。 仙川駅に近づいたら、太鼓の音が聞こえてきた。 秋祭りがはじまる。
by fragie777
| 2023-09-18 18:07
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||