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8月30日(水) 旧暦7月15日
ともかくも暑い8月だった。 先日、守宮の子が天井をはっている写真を公開したが、ついこの間、家のキイボードを何かの拍子に持ち上げたらキイボードの下に守宮の子がいた。しかし、すでに死んでいた。きわめて小さいヤツが、すっかりひからびて。 「あらら、こんなところに」と言いつつ、それをとりあげたのだが、まさかこの間の子じゃないよなあ、こんなに小さかったけ、体長は三センチくらいである。もう少し大きかったような。キイボードの下で出られなくなって死んだのか、(出られないということはないと思うが)原因はわからない。わたし、キイボードを打つ度にこの子を打っていたんだっておもったら何か変な気持になってしまった。 そんなこんなで昨夜のこと、お風呂場にも現れた。守宮の子が。五センチくらいの体長のヤツ、「あれえーこんなところにいたらながされちゃうよ」って言ってもじいっとして逃げようともしない。 この子を流さないように万全の注意をしてお風呂をつかうことになった。 多分、天井をはっていたのはこの子だと思う。 その後なんどかお風呂場を覗いたが、やがていなくなった。 ほっとした。 友だちになりたいのだが、守宮の子と友だちになる方法って誰かご存じ? 今日は午前中にお客さまが二人いらっしゃった。 わたしが出勤したときは、すでにおいでになっていて担当のPさんが対応をしていた。 この度第1句集を刊行される丸山陽子さんと、丸山さんが所属する結社「一葦」の編集長の中根美保さんである。 造本、装丁等のご相談にみえられたのだった。 丸山陽子さんは、「一葦」で俳句をつくられて30年以上になるという。 「句集はつくるまいと思ってましたし、公言もしていました。」と丸山陽子さん、 「どうしてお作りする気になられたのですか」とうかがうと、 「喜寿をむかえるときに〈喜寿近き今が青春菊香る〉という句ができたんです。その時、句集をつくるのは今だって思ったんです」と。 「わたしが句集をつくるって知って、まわりの句友がおどろいています」とも。 友人の紹介で「一葦」で俳句をつくりはじめ、やめることなく現在まで続けて来られた。 「俳句か短歌をやりたいって思っていたのですが、気の短いわたしには俳句があっていたんだと思います。」と言って笑う丸山さんである。 この句集には中根美保さんが、序文を寄せられる。 丸山陽子さんは、うかがえば鍛金作家でおられるという。 「鍛金(たんきん)」とは一枚の金属(錫などの)を用いて、作品をつくりあげるもの。 その経歴は俳句より長く50年以上になる。 絵画教室もひらいて子どもたちに絵画をおしえてもおられる。 この度の句集には、ご自身が描かれた絵を5枚ほど口絵としておいれになる予定。 楽しい一冊になるのではないだろうか。 中根美保さん(右)と丸山陽子さん。 丸山さんは、ご自身のことを「鍛金作家」ならぬ「町の鍛冶屋さん」と呼んでいるのだそうである。 「町の鍛冶屋さん」がつくられた作品の写真を見せていただいた。 その内の二枚ほど。 ひとつの作品を仕上げるのに、ぶっつづけでやって半月ほどかかるという。 「鍛金」という工芸ジャンルをはじめて知ったyamaokaだった。 俳誌「一葦」の主宰の島谷征良さんは、10年ほどまえに脳梗塞でたおれられ、麻痺は身体に残っているもののお元気で、句会にも車椅子でいらっしゃり選をされているということ、「選の厳しさはいぜんと変わりません」と中根美保さん。 島谷征良さんも、丸山陽子さんの句集の出来上がりをきっと楽しみにしておられることだろう。
by fragie777
| 2023-08-30 18:50
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