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8月19日(土) 旧暦7月3日
秋燕が飛び交っていた。 残暑の厳しい一日を呆れられてしまうかもしれないが、国立・谷保の里山をあるく。 熱中症になってしまうかもね、なんて言いながら友人たちと歩く。 今日はなんといっても城山公園にある「キツネノカミソリ」が圧倒的だった。 ここにはキツネノカミソリの群落があるのだが、そして毎年見ているのだが、昨年以上に群落が広がっていて見ごたえがあった。 「去年よりも色が濃くなっているね」なんて言いながらしばし見入っていたのだった。 ものすごい汗をかきながらあるきつづけて、いつもの古民家にたどりつく。 ここの縁側でお昼をたべるのである。 縁側の前には白樫の木々によって木陰がつくられており、よき日陰となっている。 すべてが明け放してあり、初秋の風がとおりぬけていく。 冷房などなくても坐っているだけでたいへん涼しい。 裏は竹林である。 わたしたちはこの縁側が大好きである。 縁側にすわってぼんやりしていると、ゴツンと大きな音をたてて目の前に何かが落ちて弾んだ。 柿の実である。 熟しきらない柿の実が大きくなる前に落ちてしまうのだ。 いる間に4、5個落ちた。 梅の実くらいの大きさである。 ほんのりと色づいているのもある。 2時間ちかく縁側でまったりとして、それぞれ三々五々に別れて行く。 帰るつもりで立ち上がった時、もう誰もいない縁側に置かれていた柿の実。 落ちていたものを拾って誰かが置いていったのだった。 日々水に映りていろのきたる柿 宇佐美魚目 縁側の柿の実に別れをつげて、 この後、わたしは立川まで行く。 ある展覧会を見るために。 きっと友人たちが知ったら、「よく疲れないね」とあきれてしまうかもしれない。 立川の「PLAY! MUSEUM」開催されている「エルマーの冒険」展である。 楽しい展覧会だった。 これについてはまた後日。 秋燕。 遠くにいたものをどうにかとらえる。
by fragie777
| 2023-08-19 20:30
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