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8月6日(日) 広島原爆忌 旧暦6月20日
晩夏の矢川緑地をあるく。 今日の空は昨日とちがって雲が荒々しく高い。 水遊びをする子ども。 いつもはここにたくさんの子どもがいるのだが、あまりの暑さのためか今日は少ない。 百日紅の木に蟬がとまっている。 動かず、鳴かず、静かである。 美しいコバルト色がみえる。 「ミンミンゼミの雌だろう」と友人の声。 鋭い声をあげて鳥が飛び立った。 鵯か。。。 矢川緑地の森へとはいる。 大きな樹木の裏側へいくとたくさんの黄金虫がいた。 固まっているところをみると、スズメバチもいる。 樹液をさかんに吸っている。 一木に蝉がいる。 よく見ると二匹である。 まさに、「蟬つるむ」の状態。 こちらもミンミンゼミだ。 わたしの行く手にいどむように止まった蜻蛉。 シオカラトンボか。 この後、写真は撮れなかったが、アゲハ蝶がわたしに襲いかからんばかりので勢いやってきて、わたしは慌てて身を躱したのだった。 この季節、生きものたちの棲息のためのあらあらしい息づかいを感じる。 いつものように木道をあるいていくと、 ややっ、 なんとしたことか。 目の前にそびえたっているはずの大柳がない。 いったい。。。 なんと、見事に根元から伐採されてしまっていた。 友人の話によると、すでに中が空洞化していたので、倒れる前に伐木したのだろうと。 なかの木肌に触れてみたが、たしかにふかふかしている。 この切株を守るように傍らに二羽の烏がいた。 そのうちの一羽。 矢川緑地をはなれ、泉のある方へとむかう。 今日は一雨があったりして、風が涼しい。 それが救いである。 「一休みしましょ」ということで、途中のベンチで一休み。 涼風に身体をあずける。 「いい風だねー」って誰かがいう。 そして、水のあるところへと。 たっぷりとした水がながれ、 その水に沿ってあるく。 素晴らしい雲だ。 原爆忌ごぼりごぼりと泉の穂 加藤楸邨 道の途中に咲いていた紅蜀葵。
by fragie777
| 2023-08-06 20:48
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Comments(2)
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