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7月22日(土) 旧暦6月5日
梅雨明けとなった。 そして今日も猛暑だった。 飯能・名栗に行く。 この暑いのによく行くわねえって思うでしょ。 わたしも思うけど、すごくいい気分転換となる。 稜線がきわやかで空が青い。 名栗川で水遊びをする若者たち。 ホオジロが激しく鳴いて迎えてくれた。 このホオジロは俳人の石田郷子さんが暮らす山雀亭のすぐそばにいた。 郷子さん曰く、「朝からずっと鳴いている」ということ。 今日は川にそってあるいて、急斜面をおりてせせらぎを聞いてしばらくを過ごす。 川は透き通っている。 橋をわたる。 川まではかなりの急斜面である。 先月この名栗に来て、わたしは大しりもちをついて、山と里人をおどろかせた。 こんどはそういうことのないように、気をつけておりる。 えごの実が美しい緑色となっている。 川は浅くてしかし流れは速い。 わたしは大きな石に腰をかけて川風に身をまかせる。 すごく気持ちがいい。 風がちがう。 立つ人もいれば、坐る人もいて、それぞれが思い思いの場所でせせらぎを聞く。 わたしはつけていたネッククーラーをはずして川に浸す。 わたしたち以外は誰もいない。 鳥声が聞こえるくらい。 とても贅沢な時間である。 いつまでもこうしていたい気分。 しばらく過ごして、ふたたび急斜面をはうようにして登る。 登る方がおりるのよりもらく。 百合が咲いていた。 すこし前に百合は苦手と書いたけれど、こうして山の中で出会う百合ははっとするほど清楚で美しい。 木の塀をおおきくめぐらして凌霄花を咲かせている家がある。 カフェもやっている。 なかには素敵なカフェがあって、そこでひと休みをすることに。 すでにライダーの男性たちがいたのだが、わたしたちが来たのをしって席をあけるために彼らは立ち去ってくれた。 わたしは、「アフォガード」を注文。 「それってなに?」って友人に聞かれたので、 「アイスクリームにエスプレッソをかけたもの、美味しいよ」とすすめる。 アフォガードをはじめて飲んだ友人は、「とても美味しかった」って。 良かった!! ふたたび鋭い鳴き声の鳥がいた。 何か咥えている。 たぶんキセキレイではないかと。 この暑さで鳥たちも激しい表情をしている。 暑かったけれど、清流のそばで過ごした時間はいま思い出してもかけがえのないひと時のように思えてくる。 眼をつむれば、渓流の澄んだながれ、水音、木々にゆれる葉風の音とその感触が甦る。 良き時間だった。 やや、これは!! いったい。 山雀亭で。
by fragie777
| 2023-07-22 22:35
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Comments(2)
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