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7月13日(木) 旧暦5月26日
青肌(あおはだ)の木々。 幹の緑が涼しげである。 7月の森。 夏が深まるにつれて、緑色がけわしくなってくる。 まだこのころは緑が十分に美しい。 親交を深めつつあったアシダカグモのアキレスがここ数日姿をみせない。 「アキレスー!」って呼んでいるのだが、だめ。 ふと思い当たるのは、夕方蚊取り線香を焚いたのがいけなかったのかもしれない。 死んでしまったかも。。。 そうでないことを願っているが、、 今日家に帰ったら、壁に貼りついていてくれないかなあ。 「ふらんす堂通信177号」の編集期間であり、仕事のあいまをぬって目を通している。 今回は受賞特集がメインとなるが、と書きながら目の前にあるゲラになにげなく目をやったところ、 あら、いやだ、エライ誤植を見つけてしまった。 しかも表紙にである。 (こりゃ、まずいわ、)慌てて赤字をいれたところ。 わたしは校正はザル校(ザルの目のように文字がすりぬけてしまって、すこしも校正にならない)であるが、時として奇蹟的に大きな箇所をみつけることがある。 だから、校正というのは多くの人間が目をとおした方がいい。 ということで、いまはゲラにめをとおしている最中。受賞特集は、「受賞記念特別寄稿」の受賞者の文章がそれぞれおもしろい。 第53回福岡文学賞を受賞された熊谷蓬山さんは、「芭蕉忍者説」と題して、「おくのほそ道」の芭蕉の句をとおして、その背後にある忍者としての芭蕉の働きをさぐっている。「おくのほそ道」の有名句が、こんな風に解釈もされ得るのかとちょっと驚いている。 第14回田中裕明賞を受賞された岩田奎さんの文章は威勢がよくて、なかなか攻撃的だ。 俳人の小川軽舟さん、歌人の大辻隆弘さん、詩人の河津聖恵さん、それぞれ異なる詩型の表現者としての発言もおもしろく刺激的だ。 「15歳の時から現代詩を書いています」という河津聖恵さんは、「そもそもわたしが挫折しながらも現代詩を書きたいと思う理由も、この現代性という硬く重い躓きの石が存在するためなのです」と記して、なにゆえポエムや抒情詩ではなく「現代詩」を書くかに言及している。そして、あたらしいテーマは「鏡」である。 書きおろし原稿は、松尾隆信句集『星々』の書評をに堀切克洋さん、そして句集『ぼうぶら』を上梓された小山玄紀さんには、俳句についていま考えていることを書いてもらった。 連載「こわい俳句」は、鴇田智哉さん。 高遠弘美さんの連載「私のプルースト」は。ふらんす堂スタッフも楽しみにしている連載である。あるスタッフが今回の連載を読んで、「高遠さんはほんとうに好きなんだなあ」って笑いながら言うので「何が?」て聞いたところ、「プルーストが」という答え。 小野あらたさんは、生活がおおきく変化したご様子である。心配をされていた読者の方々、ご安心を。 岸本尚毅さんの連載は、ホトトギス」俳人の石田雨團子(うぼし)。わたしはまったく知らない俳人である。 池田澄子さん、大木あまりさん、小澤實さんによる競詠七句のお題は、「音」「箱庭」「黴」 わたしたちのコラムのテーマは、「絶滅した動物を生き返らせるならどの動物」というもの。 西村麒麟さんによる「うづら集」第1回目となる。 どんな選が展開されるか楽しみなところ。 東直子さんの「しののめ集」は、参加する人をふやしつつある。 今回の号からパートさんのTさんが校正スタッフに加わった。 ひそかに校正の勉強をしていたことがある時発覚して、それでは手伝ってもらおうということになった。 心強いかぎりである。 ということで、スタッフたちは仕事をしながらも、「ふらんす堂通信177号」の発行にむけて頑張っております。 わたしももう少し目を通してから帰ろうかな。 余談だけど、今日のお夕飯は、鶏もも肉のトマト煮。 かつて友人に教えて貰ったもの。 玉葱(2箇)を輪切りにして鍋(ルクルーゼのような)にしき、その上にトマト(2箇)の輪切りをのせ、皮付きもも肉ををのせ、コンソメを一個か二個、バターをいれ、蓋をして20分から30分、弱火で煮込むというもの。煮上がったら洗ったインゲンを入れて余熱でやわらかくして、一緒に食する。 簡単でおいしそうでしょ。 あとは簡単なサラダ、あとワイン。 それでもう十分。 塩、胡椒はお好みで。。。
by fragie777
| 2023-07-13 19:19
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