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7月8日(土) 旧暦5月20日
曇り日の蒸し暑い一日であったが、神代植物園へ行ってみる。 今日は人があまり多くなかった。 ゆらゆらと優雅に飛ぶ蝶がいる。 麝香揚羽(ジャコウアゲハ)である。 なかなか見かけない蝶なので、止まったら写真に撮ろうと、しばしあとに従う。 5分ほどあとを追ったが、結局止まることはなかった。 ジャコウアゲハの雌である。 オスはもっと全体が黒いらしい。 夢見るようにゆらりゆらりと飛んで、止まるかと見せて止まらない。 調べたところによると、ウマノスズクサという毒性のある草を好んで食べ、その毒が体内に蓄積することによって、外敵が避けるためゆったりと飛翔するらしい。 後を追っていたが、やがて松の木をこえて飛んでいってしまった。 この間一度も止まることはなかった。 アメンボ(水馬)の活発な小川。 真ん中上のほうの白黒のぼんやりとした二か所は、蜻蛉である。 この蜻蛉、今日はあちこちに見かけた。 コシアキトンボである。 アメンボ。 茶色のかたまりがいると思ってズームにしたところ、蜂の交尾中であった。 じいっと長い間うごかない。 蛇もみた。 丸池公園の池で。 わたしのいる橋の下をくぐって身体を現したのだが、カメラを向ける間もなく、するすると泳いで叢のなかに消えてしまった。 そう、その橋下のみぎあたりに、目を凝らすとみえるような。。。 生臭い匂いがしたと思ったら現れたのだった。 今日は、岸本尚毅著『川端茅舎の百句』より。 烏蝶けはひは人とことならず 「ホトトギス」昭十四・十 「疑い深い人間の性を烏蝶のけはいに見たのであろうか」とは山本健吉『現代俳句』。虚子は句評会で、茅舎は「無生物を生物と観、動物を人間と観る、というような傾きの多い人である」「けはひ、ということに重きを置いて叙してある点が魂である」と評した。 「けはひは人とことならず」という口吻に、漆黒の蝶の出現にハッと驚く気持ちがよく表れている。 もう一つ印象的な蝶をみた。 こちらは紋白蝶であったが、すでに羽がボロボロだった。 しかし、動きは活発でやはりすこしもじっとしていなかった。 羽の先がボロボロになっているのがわかるだろうか。 今日の翡翠。 たぶん今年生まれた雛の翡翠である。
by fragie777
| 2023-07-08 19:58
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