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6月24日(土) 旧暦5月7日
暮れてゆく飯能・名栗の空。 今日は、名栗に住んでいる石田郷子さんに蛍見に誘われた。 毎年ここの蛍は見ているのだが、今年はまだ見ていない。 今日が最後の見るチャンスである。 「蛍を見る前に、ムササビを見よう」ということになり、夕日が沈むのを待っている。 甲高い鳴き声がした。 「鹿だ」と石田郷子さん。 わたしには見えなかったが、鹿がこの勾配を駆け上っていったらしい。 その後も何度か鹿の鳴き声を聞く。 ここにはムササビを見に何度か来ている。 もう少し暗くならないと出てこない。 わたしたちは杉の大木に背をもたせて、じっくりと待つ。 「あっ、いた」と誰かがさけんだ。 しっぽがみえ、するすると木を登っていく。 「高いところに登って飛ぶけど、思わぬところから飛ぶから」と郷子さん。 しばらく待っていると、ほんと、すこし先の杉の木より急降下していくムササビを見た。 杉の間に星がひとつみえ、この星がみえるとムササビが姿を現すという。 十分に暗くなったので、今度は蛍のいる川をめざす。 と言ってもあたりは太古のごとき闇である。 こんな風に鹿などの動物と鉢合わせしても相手が驚かない赤いランプで前を照らしながら歩いていく。 左手には大きな川が流れている。 水音、そして、河鹿のなき声、そして蛍の明滅、 さらに上流へと歩いていく。 のぞき込む川はこんな暗さである。 水と水がぶつかる場所。 橋の上にやってきた。 ここは蛍をすぐ目の前にすることができる。 一匹の蛍が少女に向かってきた。 そして欄干に止まる。 おそるおそる少女は手をのばす。 「さわってはだめだよ」と父親のこえ。 少女はすぐに手をひっこめる。 蛍は少女がすっかり気に入ったらしくしばらく少女にまとわりつくように飛んでいた。 蛍の写真をとりましたが、真っ暗。 お見せできないのが残念。 今日は、たくさんの蛍をみた夏の夜となったのだった。 名栗の蛍は、あまりにも真闇のため、ギャラリーがほとんどいない。 それがなんとしても魅力である。 そして、 山登りもした。 なだらかな勾配を登っていったのだが、道は濡れていてすこしすべる。 (帰りは転ばないように気をつけなくっちゃ)とわたしは思ったのだった。 そうして、 見事に転んだ。 友人たちは驚き、わたしも驚いた。 名栗周辺の人は、ドスンという音を聞いた(?)と思う。 山も驚いたと思う。 しかし、足を前に投げ出して尻もちをつくかたちだったので、それほどの衝撃はなく(わたしは、である。山は知らないが)大事にいたらず、ジーンズを少し汚したのみ。 今日は、バスに乗り遅れたり、転んだり、相変わらずのyamaokaであったが、楽しかったな。。。 では皆さま、お休みなさいませ。 山雀亭に咲いていた沙羅の花。
by fragie777
| 2023-06-24 23:43
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