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6月18日(日) 父の日 旧暦4月30日
その下で茣蓙をひろげる家族。 壮観である。 今日は、午前中は家にいたのだが、二度ほど家のなかで、 「さびしいぞー。日向子! ヤバイくらいだよー」って叫んでしまった。 もちろん「ニャー」なんていう声はしなかったけれど。 もとより猫という生きものは人間の呼びかけにそうそうダイレクトに応えてくれる生きものじゃない。 あくまであちらがイニシアティブを握っていて、姿をあらわしたいときに現すものだ。 その気ままさもまた魅力なのだが。。 この喪失感はだんだん慣れていくしかない。 仕事、頑張るか。。。 今日は、田中裕明・森賀まり共著『癒しの一句』より6月18日付けのもので田中裕明さんの鑑賞である。 葭切や午前むなしく午後むなし 相馬遷子 葭切は鳥の名前。スズメ目ウグイス科に属する。大葭切と小葭切がある。薄茶色の小型の鳥である。中国南部から夏鳥として渡来する。湖や河原の蘆の茂る間に蘆(葭)で巣を作るのでこの名があるのだろう。鳴き声が騒々しく行々子(ぎょうぎょうし)という異名がある。蘆の穂先に止まってうるさく鳴いている姿を見ることもある。その声は意外に遠くまで響く。 葭切を聞きながら無為の時間が過ぎる。午前も茫茫と過ぎていったし、午後もまた何もせぬうちに過ぎてゆく。ただ人間、何かをしなければならないように思っているが、それもまた迷いかも知れない。 作者相馬遷子は明治四一年(一九〇八)長野県野沢町生れの医師。俳句を水原秋櫻子に学んだ。戦後郷里で開業し、佐久の自然を詠って「馬醉木高原派」と呼ばれる。晩年は胃癌と闘いながら澄み切った作品を遺した。「秋風や何為さばや時みたされむ」「わが山河いまひたすらに枯れゆくか」など。 掲出句は句集『山河』(昭和五一年)所収。(葭切・夏) 午後はふらんす堂で、手紙を書いたりして仕事。 メールなどのお返事は明日にする予定である。 わたしの家の近くの森には鶯がいて、毎年美声を聞かせてくれる。 畑の多い住宅街ではあるが、鶯がきけるのはちょっとうれしい。
by fragie777
| 2023-06-18 21:22
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