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5月17日(水) 旧暦3月28日
桜の実。 赤いのから黒いのもある。 たぶん美味しくない。 ああでも、友人は口に入れていたかも知れない。 この時、まだ桑の実は熟していなかった。 まもなく熟するだろう。 これは結構美味しい。 今年は食べられるかな。。。 今日は岩田由美著『綾子の一句』より4月27日付けのもの。 桜の実わが八十の手を染めし 細見綾子 よく熟れて赤黒い桜の実を拾った。つい拾いたくなる可愛さに手に取ってみたのだろう。指先が赤く染まる。子供の頃に拾ったのと同じような桜の実だが、赤く染まった手は昔とは違う。皺もしみも目立つ八十歳の手。毎年蕗の筋を取り、梅を漬けてきた働き者の手だ。桜の実もいとおしいが、作者にとって八十の手も負けないくらいいとおしいのだと感じられる。季語=桜の実(夏) 細見綾子には〈桜の実赤く黒きを多佳子の死〉という句もある。橋本多佳子への追悼の一句だ。赤いっぺんとうではない桜の実であるからこそ、そこに人の世の哀歓が籠められるのかもしれない。 今日は校了にしようと思っていた句集のゲラが、不慮のことが起こってそのままでは進められないことになった。 ご本人と句集にかかわる人たちへの思い違いということもあった。 いろいろとやりとりがあったあげく、一番よい方向におさまりそうである。 いろんな行き違いがあったときは、できるだけ細やかにゆっくりとやりとりをすること。そう心がけている。 何事につけても大雑把なyamaokaなので、一番不得手なことなのだけど、そこは(それじゃだめだろ)と自分に突っ込みをいれながら対応するようにしている。 yamaokaってさ、射手座生まれなのよ、だから万事スピードを命としているわけね。 物を買うのも即決即断というタイプ。 丁寧に細やかにというのは不得意ジャンルなのだけど、こと仕事に関しては頑張ってそれを心がけるようにしている。 繊細でない魂が、自分を鞭打って(?)繊細な仕事をするっていうのも、それはそれで新しい発見があったり意外な方向がみえてきたりして刺激的でさえある。それでもときどき失敗はするけど、それにはめげず(神経が図太いから実はあんまりめげないんだけど、たまにめげる)ヘイチャラで仕事をしていくのだ。 正岡子規も言ってるじゃない。 悟りとは平気で生きていること って。 居直るな! って、声が、どこかでする。 ウッ! その声は聞こえなかったことにします。。。 クリギア・ビフローラ 咲いているさまはたんぽぽみたいだけど、ちがう。
by fragie777
| 2023-05-17 19:46
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