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5月10日(水) 旧暦3月21日
これも空木の花であるが、めずらしく華やかな色がある。 空木の花のなかで特にすきな花である。 空木の花が一応にもっている野性の趣とはちがって、ちょっとお姫さま的な感じ(?)があってそれが気に入っている。 ご近所の丸池公園に咲いていた。 すでに夕暮れが迫っていたが、この池にはいつも子どもたちがワイワイといて賑やかである。 こんな感じで。 花菖蒲が咲いていた。 5月4日づけの毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、仁平勝句集『デルボーの人』より。 春深し耳のうしろをよく洗ふ 仁平 勝 わたしもこの一句は好き。実は、わたしの耳のうしろは、ちょっといやかなり炎症をおこしている。マスクをかけつづけていたのと、R眼鏡をかけつづけていたのとで、二重の摩擦でやられてしまった。皮膚科でもらった塗り薬をかゆくなるとつける。ここ二年くらいそれを繰り返している。ツラの皮は厚いのだけど、わたしの耳の裏側はたいへん繊細である。髪を洗ったときにシャンプーなどが残らないように、とくべつ耳のうしろはよく洗っている。耳のうしろを洗っているとき、わたしはこの句を口ずさんでいる。もう春でなくて上五をいまの季節の「夏来る」としたらどうだろうか。やっぱりダメ。やわらかなぬるいお湯でゆっくりと耳のうしろを洗う。「春深し」には、痛んだ耳を癒やしてくれるそんな季節の潤いがあるのだ。 耳糞の蜂になるまで冬籠 正岡子規 襟巻や畜類に似て人の耳 西島麦南 兎も片耳垂るる大暑かな 芥川龍之介 白南風や化粧にもれし耳の蔭 日野草城 法師蟬しみじみ耳のうしろかな 川端茅舎 鳩たちぬ羽音が耳に冴えて鳴り 高屋窓秋 牛はしづかに冬のおおきな耳を向けぬ 中村草田男 耳を詠んだ句をすこし調べてみた。 いろんな耳が登場するが、耳をみている句がおおく、耳を洗っている句はないな。 仁平さんの句は、見る耳ではなく自分の耳をかんじるような一句である。 ああ、茅舎の句もそうかな。。。 今日は予定通りに仕事がはかどった。 もう帰ろう。 帰りに玉葱を買うことを忘れないように。 今日のお夕飯は、ひさしぶりにパスタにしよう。 トマトと魚介類のパスタ。 ナチュラルチーズといぶりがっこの和え物。 そら豆でもゆでるか。 そして、ロゼのスバークリングワイン。 デザートはいただきものの枇杷。 けっこういいんじゃない。 美味いかどうかは、私次第。 まずいはずなんかないって思いたい。。。 玉葱はどこに登場するかって、 今日は出番はないのよ。 先日、矢川緑地をあるいたとき、友人が「ほら、蛇苺だよ」って。 「きれいだけど、食べちゃだめだよ」って言ったら、 「うん」って言って口にほうりこんだ。 わたしたちはあきれて、「まずいでしょ」って。 すると、「ううん、まずくないよ、ひょっとしたら草苺だったかもしれない」ですって。 草苺だったらおいしいはず。
by fragie777
| 2023-05-10 19:03
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