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4月24日(月) 旧暦3月5日
仙川のコガモ。 昨日は、たくさんのコガモたちが仙川にいた。 いよいよ帰っていくのかもしれない。 どのコガモも肉付きよく肥えている。 今日の寒さはどうだろう。 わたしはしまい忘れたセーターを引っ張り出して着込み、その上に革ジャンをはおった。 商店街で会う人たちをみたら、冬物のコートを着ているひともいて、改めて寒さを納得したのだった。 予定通り、銀行へでかける。 キャッシュカードの呪縛(?)を解いてもらうために。 「すこし時間がかかりますので、お待ちくださいませ」と言われ、椅子深く腰をおろして待つことにした。 すると、案の定、深い眠りへと落ちていった。 「ふらんす堂さん、ふらんす堂さん」 何度呼ばれたのだろう。 どこかで気づいて、返事をして慌ててて立ち上がる。 しかし、身体はまだ目覚めていない。 思わずよろけてしまう。 辛うじてバランスを立て直す。 それを見ていた窓口の女性スタッフさんに、「大丈夫ですか」と声をかけられる。 まったくこんなによく眠っていたお客はいやしないので、わたしもさすが恥ずかしい。 背筋をシャンとして「はい、大丈夫です」と答えて、革ジャンを整えたのだった。 めでたく一件の銀行の呪縛は解かれた。 明日はもう一件行かなくてはならない。 そのあとはもう新しいカードを待つことにした。 わたしはこうして人生の貴重な時間をしなくてもいいはずだったことに費やしているのである。 ヤレヤレ。 歌人の水原紫苑さんが、歌集『快楽(けらく)』(短歌研究社刊)で、第57回迢空賞を受賞された。 水原紫苑さま、おめでとうございます。 こころよりお祝いをもうしあげます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ふらんす堂では、目下水原紫苑さんの「短歌日記」を一冊にした歌集『天國泥棒』を編集中である。 5月には刊行予定。 乞うご期待。 22日付けの毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、『現代俳句文庫 中西夕紀句集』より。 藤棚にそよりと人の来てゐたり 中西夕紀 坪内さんの鑑賞がおもしろい。「そより」がいいってわたしも思う。「漫画『鬼滅の刃』では藤の花は鬼の近づけない聖なる花だ。ちなみに、大活躍する嘴平伊之助、そしてわたしも、今日が誕生日である。」と坪内さん。そうでしたか、4月22日がお誕生日だったのですね。おめでとうございます。 今日の讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、松尾隆信句集『星々』より。 その殻にくつきりと白瀬田蜆 松尾隆信 「琵琶湖の南端から流れ出る瀬田川。このあたりで取れる蜆が名物の瀬田蜆である」と長谷川さんの鑑賞にあるが、知らなかった。あるいはどこかで食したことがあるのかもしれないが、蜆ってなんとも渋い食べ物だ。きっとおいしいところのものは、べらぼうに美味しいとおもうのだけど、一年に一度食べるかどうかっていう感じ。松尾隆信さんは、きっと何度も召し上がったことがあるんだとこの一句を拝見して思った。ああ、でもこの鑑賞にある「蜆飯」って美味しそうだなあ。 今日の毎日新聞の新刊紹介では、二冊の本がとりあげられている。 一冊は、櫂未知子さんによって、小林成子句集『わだち』。 第1句集。叙情に傾きすぎず、かつ季語を句の中で丁寧に育てているかのような印象のある句集である。 〈坂あれば雲湧きやすしラムネ玉〉〈先々の草揺れてゐる蛇の衣〉〈二月礼者燠のにほひをまとひ来し〉 二冊目は、中川佐和子さんによって、藤島秀憲著『山崎方代の百首』 故郷を方代は生涯懐かしみ、「無用の者」と自らを思いつつ、愛唱性のある独特の口語表現の歌を詠み続けた。その歌を丁寧に読み解く。〈欄外の人物として生きて来た。夏は酢蛸を召しあがれ〉。 今日のおやつはこれ。 家で買ったのだけれど、口をあけてしまうとしけてしまうので、仕事場に持ってきた。 「しけちゃうから、ひとり二枚以上はとってね」と言いながらわたしは配った。 わたしも一枚半をとってまずその一枚を口にいれた。 ガシッ。 いい歯ごたえ。 お醤油をこがした香ばしい香りがたつ。 美味い!! これぞ、お煎餅のなかのお煎餅。 このブログを読んでいる方がお煎餅好きだったら一枚差し上げたいところ。 ともかく寒いですから、風邪を引かないようにお互い気をつけましょうね。
by fragie777
| 2023-04-24 19:28
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