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3月23日(木) 旧閏暦2月2日
春の鴉。 ハシボソガラスである。 この辺は、ハシブトガラスも多い。 いい目をしている。 そして美しい色つや。 シマサルスベリの木に止まっていた。 嗚呼と啼きまた嗚呼と啼き春鴉 青柳志解樹 口開けて啼かぬ烏や花辛夷 中山玄彦 この日記は、旧暦表示もしているのだが、旧閏月というのがあることに今気付いた。 旧暦の2月がもう一度繰り返されるのである。 この辺の説明はわたしの力量を超えているので、興味のある方は、 わたしの大まかな脳細胞ではとても無理。 今日の鴉は理解できそうな顔つきだけれど。。。 20日付けの毎日新聞の櫂未知子さんによる新刊紹介で、ふらんす堂刊行の書籍が二冊とりあげられている。 山崎祐子『細見綾子の百句』〈ふだん着でふだんの心桃の花〉〈鶏頭を三尺離れもの思ふ〉など、名句で知られる細見綾子の作品をその生涯に沿って読み解いた。その根底にあったのは丹波人としての誇りであったと指摘する。 岩田奎『膚(はだえ)』角川俳句賞受賞者の第1句集。派手というのではなく、華麗なる措辞と、随所に見られる意外な取り合わせが特徴的な一冊である。〈旅いつも雲に抜かれて大花野〉〈赤い夢見てより牡丹根分けかな〉 ほかに山西雅子『雨滴』(角川書店刊)。やわらかな文体で静謐な世界を描く。〈改札に七夕竹の撓ふころ〉。 フランス文学者の菅野昭正氏が亡くなった。 出版社勤務時代になんどか原稿をいただいたこともあり、ふらんす堂をはじめてからも「ふらんす堂通信」などに原稿をいただいた。 白百合女子大学に勤務されており、仙川でばったりお会いすることなどもあった。 作家・中村真一郎さんの会では必ずといってよいほどいお姿をみせていたような……。 最後にお見かけしたのは、世田谷文学館で「渋澤龍彦展 ドラコニアの地平」をやったときだったろうか。 渋澤龍子夫人と一緒にエレベーターに乗り込まれるところだった。 ご挨拶することもできず、(ああ、菅野氏だ。ちょっとお歳を召されたな)などと思いながらその後ろ姿を見送ったのだった。 ご冥福をこころよりお祈り申し上げます。 ここ数日、ベッド脇の小机に置いてある眼鏡が見当たらない。 あちこち探し、ベッドの下も覗いてみたのだが、ない。 どこへ行ってしまったんだろう。 ベッドのちかくでウロウロしている愛猫の日向子に聞いてみた。 「ねえ、ヒイちゃん。わたしのいつもの眼鏡知らない?」 日向子はチラッとこっちをみたが、知らんぷりである。 でもね、 きっと日向子は知っているとおもうんだ。。。。
by fragie777
| 2023-03-23 18:52
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