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2月21日(火) 春分 春分の日 旧暦2月30日
花曇りの一日となった。 今日はお花見に誘われている。 桜は気持ちを落ち着かなくさせる。 朝、わたしはグレゴリオ聖歌をかけながら太極拳を演武することにした。 (ヘンでしょ、でもいいの) グレゴリオ聖歌は、ひたひたと身体にそうてくる。 そして、ちっぽけな家が聖堂になったかのよう。 今日は白檀の香を炊いた。 神田川沿いの今日の桜。 「髙田馬場駅をおりたら、タクシーに乗って面影橋まで来て、そこのマンションよ」って、友人に言われたのだけれど、なつかしくて早稲田通りを歩いていくことにした。 目的地まで歩いて15分ほどだ。 髙田馬場より早稲田通りを目指す。 歩いてみて、もう昔の面影は微塵もなく、別ものであると判断した。 唯一なつかしかったのは、都電・荒川線である。東京にのこる唯一の都電である。 4年前だったろうか、大学時代のクラス会があってクラスメイトたちとこの都電に乗って遊んだことがある。 それ以来だ、こうして見るのは。。。 毎年やっていたクラス会も翌年からコロナウイルスの蔓延で中止となってしまった。 どうやら今年から再開するらしい。 神田川に沿って桜並木を歩いていく。 もう十分なお花見である。 オオバンが花びらを分けながら泳いでいる。 わたしは焼き鳥と赤ワインを一本かかえている。 神田川沿いにある友人宅で、すでに用意された料理をつまみながら、にぎやかな花見の午後を過ごす。 帰る頃はすでに夜桜となっていた。 シャンパンやら赤ワインやらですっかり気持ちよくなって、友人たちと夜桜をたのしみながら高田馬場駅を目指したのだった。 いかが。 お花見はなさいました? 今日は髙柳克弘著『蕉門の一句』より、其角の一句。 人が人恋ふるこころや花に鳥 其 角 上野の花見での一句。「花に鳥」と並べられると、人の恋模様につきものの生臭さが、すっと退くようだ。花見をしながら笑い合い、戯れ合う人々の、なんの打算もない明るさがまぶしい。現代の俳人による「蟇は蟇人は人恋ふ夜なりけり 小澤實」(『瞬間』平成十七年刊)や「人が人を愛したりして青菜に虫 池田澄子」(『たましいの話』同年刊)といった句は、其角の句と同想だが、批評性がある。人の恋愛もつまるところはひきがえるや青虫と変わることはないが、彼らほどの純粋さを人は持ちえていない、という思いが潜んでいる。なかなか其角のように手放しに「恋」のめでたさを詠えない時代である。(『己が光』)季語=花(春) かつて通った映画館は健在だった。。。
by fragie777
| 2023-03-21 22:38
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