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3月15日(水) 旧暦2月24日
野山をいっそう華やかにする桃の花。 あでやかである。 そのとなりには白い桃の花が、 潤むように咲いていた。 わたしは圧倒的に白のほうが好き。 でも、 桃の花は桃色でなくっちゃね。って思う。 白ばかりだったりするとさびしい。。。 今日は桃の花を詠んだものを百句シリーズより。 有名なやつで、どっちも好き。 伊豆の海紺さすときに桃の花 『地聲』昭和四十年 欣一は「戦後俳句検討㈣」(「風」昭39・1)の中で、虚子が世を去ったことで俳句界は混乱期を迎えているとして、「もっと本質的になり」「冷静になる必要がある」と説く。 掲句によって示された自然観照に基づく秀麗な絵画的作風は、俳句の固有性に泰然と向き合うことで生み出されたものであったといえよう。 ふだん着でふだんの心桃の花 『桃は八重』昭和十三年 昭和九年より、転地療養のため、大阪府池田町に仮寓。当時、ここは田園地帯であった。果樹園まで散歩した時の作で、このとき、母の手織りの木綿縞のふだん着を着ていた。『武蔵野歳時記』に、「自分の木綿のふだん着をこんなに意識したのは桃の花のせいであった」とある。「ふだん」の繰り返しが柔らかく響き合い、「ふだんのままでいい」という肯定が、読む人に深い安らぎを与えてくれる。句集の題の句、〈風吹かず桃と蒸されて桃は八重〉も同時作。 たしかに、梅や桜より桃の花のほうが、「ふだん」という言葉がいちばん似合うかもしれない。梅は格式があり、桜は背負うものがありすぎる。桃の花は人をくつろがせる花なのかもしれない。 今日は、午後にずっとパソコンとにらめっこをして季語ととりくんでいた。 最近共有でつかうノートパソコンを新しくしてつかいやすく能率もいい。 しかし、おおいなる集中力を要する作業なのだ。 しかも使う人間はすこしも新しくなっていないので、いや、どっちかというと、いや歴然としてR化している。 ひと仕事をおえたとき、ボロ雑巾のようにヨレヨレとなっていた。 甘いものが欲しくなって、お菓子のある場所をガサゴソとしてラスクを見つけた。ちょっと前に買ったやつだ。 スタッフにも分けたところ、「これ、美味しいですね。どこで買ったんですか」と聞かれた。 「実はね、それって、お隣のセブンイレブンよ。けっこう美味しいよねえ」というと、スタッフたちびっくりしていた。 あなどるなかれ、セブンのお菓子って美味しいのである。(校正者のKさんも言っていたな。) チョコとホワイトチョコのラスク、どっちも美味しい。(包装の美学はあんまりないけど) 癖になるわよ。 お試しあれ! これは仕事場への途中に咲く桃の花。 白にピンクがまざっている。
by fragie777
| 2023-03-15 19:35
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