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3月13日(月) 奈良春日祭 旧暦2月22日
![]() 神代植物園の四十雀と花桃。 今日は「花と鳥」の写真を。 桜と鵯。 こちらも。 「花と鳥」の写真をアップしたのはちょっと意味があるんだけど、まだ言わない。 ナイショ。。。 ずっと先になって言うかも知れないけど、もうその時はこのブログを見ている人はきっと忘れているわね。 それでも、いいのだけれど。 思わせぶりでごめんなさい。 今日ははがきを三枚書いて投函。 メールですますことのできる人もいたのだけれど、はがきを書いたのね。 はがきを書くというのは、ちょっと前だったら当たり前のことかもしれないけれど、もう今はあんまりしないと思う。 いまはメールがあるし、LINEなんてもっと便利で迅速だ。 でも、はがきを書くっていうことわたしは嫌いじゃない。 下手くそな字で書いて、(いつも書き上げたはがきの字面をみて、ゲッって思う)、切手を貼って、それからポストに投函にいく。 なんと時間のかかること! さらに相手に届くのも時間がかかる。 姿を消しつつある伝達手段なのかもしれないが、 わたしは出来るかぎり、この伝達手段を大事にしていきたいのだ。 自己満足なって思って下さってもよくってよ。 ああ、でもふらんす堂宛に、お葉書やお手紙をくださる人は多いのである。 今日も嬉しいお葉書やお手紙をいただいたのだった。 11日付けの讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、中村雅樹句集『晨凮』より。 紀ノ川を遡りくる春ならん 中村雅樹 この句「弘法大師空海が開いた金剛峯寺のある高野山での句のようだ」と長谷川さん。「紀の川はその北方を流れ」る大河であると。「光きらめく海から川を伝って高野山の春がやってくる」と長谷川さん。そうか、紀ノ川ってそういう場所にあるのか。この一句に、空海の高野山を思い起こすことができるのとそうでないのでは、奥行きがえらく違ってくるなって思う。 先週末だったろうか、本を買いにお客さまがいらした。 ふらんす堂にはこれまでつくった本の資料はあるのだが、在庫はそろっていない、が、運よくあった。 森賀まり句集『しみづあたたかをふくむ』の新装版である。 そのご婦人がおっしゃるには、 「俳人協会の授賞式にいきまして、そこで森賀さんの句集の句を知りました。なかでも「白桃」の句がすばらしくて、すぐにでも読みたくなってこちらに来てしまったのです。」 「まあ、そうだったのですか。お客さまも俳句を作られるのですね。よろしければお名前をお聞かせ願えませんか」 「いいえ、名乗るものではありませんので……」と笑っておっしゃって名前を教えてくださらない。 「どちらかの結社におはいりですか?」と伺うと、 「はい、あの「澤」という結社に入っています」 「まあ、小澤實さん主宰の「澤」ですね。「澤」の皆さまには小澤主宰をはじめたいへんお世話になっております。それでしたら是非にお名前を教えてくださいませ」と申し上げたのであるが、府中からいらしてくださったということだけが分かったのみ。 本を手にしてお帰りになるときも、「白桃」の句が本当に素晴らしい。となんども告げられたのだった。 その「白桃」の句とは、 白桃や過去のよき日のみな晴れて 森賀まり この一句は、「森賀まりさんをお祝いする会」でもとりあげていた方が何人かおられたと思う。 花桃の花。
by fragie777
| 2023-03-13 18:54
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