カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
3月7日(火) 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく) 旧暦2月16日
今日は新宿京王プラザホテルにて、俳人協会賞の授賞式や祝賀会があっていま戻ったところである。 熱いほうじ茶を淹れて、ちょっとほっとしているところ。 愛猫の日向子がさっきから膝の上を離れない。 「ひいちゃん。ごめん、これからブログを書かなくちゃならないの。ちょっとあっちで待っててね」と噛んで含めるように言ったら膝から降りてくれた。 さあ、ブログを書くか。 しかし、くわしく紹介していたら、夜が明けてしまうので、今日は授賞式のみをさっと紹介するにとどめたい。 わたしも発起人の一人となった「森賀まりさんをお祝いする会」については、また改めて写真で紹介できればと思っている。 句集『しみづあたたかをふくむ』で、第62回俳人協会賞を受賞した森賀まりさん。 俳句は「気づき」である。17文字を書き終えたその先に現れるもの、出来上がったものに、わたし自身が小さく驚きたい。 句集『呼応』で第46回俳人協会新人賞を受賞した相子智恵さん。 句集をつくる上でやりたかったことは、師選(師の選)と自選の対話をしたかったこと。 と語り小澤實主宰との丹念な選のやりとりをしながら、句集をつくっていった過程をつぶさに語った相子さんだった。 句集『涼しき無』で第41回俳人協会新人賞を受賞した髙柳克弘さん。 子どもと過ごした時間を俳人として残そうと思ったが現実は厳しかった。言葉は現実に圧倒的に負けている。あきらめていいのか。俳人として何ができるか、自問自答の日々だった。そして現実の一端でも俳句にとどめることができたら、そういう思いで編んだ句集だった。 『沢木欣一 十七文字の燃焼』で第37回俳人協会評論賞を受賞した荒川英之さん。 俳句は人間への愛が多面的に存在していなくてはいけない。この思いが沢木欣一の社会性俳句の根底にあるものである。 俳人人生の集約となるおおきな仕事をされた渡辺香根夫さんだったが、受賞がきまる数日まえに亡くなられてしまったことが残念でならない。 受賞された方々。 左より相子智恵さん、髙柳克弘さん、森賀まりさん、荒川英之さん、渡辺香根夫さんの姪御さんで俳人の渡辺多佳子さん。 ご受賞の皆さま、おめでとうございました。 心よりお祝いを申し上げます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ここまで書いてきたら、わたしの後ろで日向子が鳴きはじめた。 「わかった、ひいちゃん。書き終えたよ」 ということで、これからお風呂に入ります。 それから、 「森賀まりさんをお祝いする会」にいらしてくださった皆さま、ありがとうございました。 また、発起人の方々もいろいろとお世話さまでございました。 出席してくださったお一人お一人からよきご挨拶をいただけました。(皆さん、森賀さんのことが好きなんだなあって思いました) また、出席がかなわずご挨拶をくださいました御方々、感謝申しあげます。 そして、森賀まりさん、お疲れさまでございました。 皆さま、またお会いしましょう。 それでは、おやすみなさいませ。 ![]()
by fragie777
| 2023-03-07 00:33
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||