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2月28日(火) 旧暦2月7日
神代植物園の椿。 今日はおおチョンボをやってしまった。 倉庫に収めるべき本500冊が、ふらんす堂にやってきてしまったのだ。 「なんだか、本がたくさんこちらに来ました」とスタッフから報告があったのだが、わたしはその時書影を撮影して、新聞社に送ることに心を奪われていた。 「あら、そう、でもいつもより少し多いのよ」なんて言って。 「いいんですか、こんなにたくさん」と積まれていく本をスタッフが指さしている。 わたしはその方をちらッと見たのだが、上の空で、なんの認識もせず通りすぎたのだった。 (ここで気づかなくてはいけなかったのに……) そして、ほぼ30分後にそのあってはならない現実に気づいたのだった。 「あらあ!! どうしてこんなにたくさんの本がこっちに来ちゃったの」と驚いた。 スタッフはわたしの驚きに怪訝な顔をしている。 おかしい、こんな指定はしていないはず。もう、印刷屋さんのKさんたら間違えて、文句言わなくっちゃ。 ということで抗議すべく電話をとりあげたのだが、いや、わたしの指示はどうだったのだろうか。とふと思った。 で、送信メールを確かめてみた。 あらららら、いやだ。 50冊とあるべきところが、500冊となっている。。。。。 わたしは目が点になった。 そんな。。。 もうこれは言い逃れはできない。 ということで、スタッフたちにお願いして倉庫会社に500冊を宅急便してもらうことにした。 スタッフたちは嫌な顔ひとつせず、せっせと段ボールに本をつめて、すばらしい速さで対応してくれたのだった。 ありがたいこと。 本当にいい会社だわ、とわたしはまたもや思い、スタッフたちに感謝をしたのだった。 ![]() 「俳句四季」三月号がとどく。 二ノ宮一雄さんによる「一望千里」に、椎名果歩句集『まなこ』が取り上げられている。 抜粋して紹介したい。 (略) 横つ面張る貨車の風柳の芽 田楽をひよつとこ口に熱がりぬ 大暑なり溜池の水浮腫みたる 掲句の「横つ面」、「ひよつとこ口」「浮腫みたる」などは目を凝らして(心を凝らしてと同義である)捉えた作者固有の把握である。次のような句の身体性にも惹かれた。 ティーパック深く沈めて冬ぬくし 西日さすソファーに吾の窪みかな 降る雪や三越の灯に人を待つ 今日はスタッフの文己さんを伴って、京王プラザホテルまで行く。 3月7日の「森賀まりさんをお祝いする会」のホテル側との打ち合わせである。 わたしも発起人の一人として名前を連ねている、しかも版元であるのでできるかぎりのことはしたい。 が、わたしは極めて大雑把人間なので(わかるでしょ)、スタッフのPさんがいろいろと心配をしている。 そして、文己さんに「yamaokaさんはおおかたぼんやりしているから、あなたがいろんなことを確認してこなくちゃね」と言っていた。 で、二人で行ってあちらのスタッフのAさんとOさんと打ち合わせをしたのだが、良かった! 文己さんに一緒に来てもらって、わたしが万事よきにはからえっていう風にニコニコしている間に、文己さんが具体的な質問をじゃんじゃんして、いろんなことがあきらかになっていく。 お部屋もできるなら見せてくださいと文己さんが言って、見せてもらってきた。 おおよそのイメージもできてまずは一安心。 発起人の中山世一さん、満田春日さん、四ッ谷龍さんは当日たいせつなお役目がある。 せめて準備だけでもきちんとしなくちゃね。。、 森賀まり句集『しみづあたたかをふくむ』の新装版が出来上がってきた。 造本はちがうけれど、木村茂氏の絵を装画としたもので、やはり美しい出来上がりだと思う。 静謐な一冊。 是非、二冊をともにそろえていただきたいって思ってます。
by fragie777
| 2023-02-28 19:09
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