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2月22日(水) 旧暦2月3日
今日も春寒の一日となった。 歩いて仕事場へ。 白梅の空だ。 青い空にもっとも映えるのが白梅だ。(ってわたしは思ってる) 家の前の畑には、たくさんの椋鳥がいたが、わたしが近づいたとたん、さあーっていっせいに飛び立った。 この一羽は、逃げることもなく平然としていた。 このところ毎日のように会う鶫。 かわいい顔をしている。 突然ダッシュした。 鶫は飛ぶと言うより、地上をすばやい速さで駆け巡る。 渡り鳥だから、当然飛ぶことは不得手ではないと思うが、たいてい見かけるのはこうして草むらや畑を歩き回る姿である。 とぶ鳥もけもののごとく草潜りはしるときあり春のをはりは 前川佐美雄 19日付けの愛媛新聞の土肥あき子さんによる「季のうた」は、小林成子句集『わだち』より。 雨水かな玉虫色に樹々の脂(やに) 小林成子 「七色に変化する玉虫色に捉えたことで樹木への慈愛が込められる。芽吹きを控えた木の内部の健やかな営みを見つめるような視線となった」と土肥あき子さん。 脂といえば、内田百閒は少年時代に、松脂をせっせと土の中に埋めて、やがて琥珀になろうというのを待ち望んだ、ということをそのエッセイに書いていたことを思いだした。松脂や樹の脂が身体についたりするともうお手上げであるが、そのエッセイを読んだとき、へえーって思った。松脂があの美しい琥珀にね。って。でもそれはたくさんの時間を待たなければならないのだけれど、もう気がとおくなるほどの、少年は待てなかった。そりゃそうよね。けど、そんなことをする少年がわたしには可笑しく好もしかった。松脂が琥珀にかわるのを待って土の中を始終覗き込むような少年なんて、21世紀の今にはいないだろうなあ。。。 俳句総合誌「俳壇」三月号の「本の庭」に、中村雅樹句集『晨風』を青木亮人さんが、紹介をしておられる。 編年体で編まれた句集をよむ醍醐味に触れながら作品を紹介。抜粋して紹介したい。 二〇〇七年に〈舟板にある釘隠し山ざくら〉と詠まれていたやや静謐な世界観が、二〇二〇年の〈永き日や釘ことごとく浮き上がり〉と質感と臨場感を湛えた世界像へと変貌するのを見届けるのは編年体句集を詠む醍醐味といえよう。(略)「写生」の臨場感が表現に絡みつき、浮き彫りになるような質感が措辞に宿っている。「青」の宇佐美魚目、大峯あきらに師事した系譜が流れこんだためだろうか。他に〈屋根に人舟に人ゐて松手入れ〉〈降りそそぐ雨の若水汲みにけり〉〈白魚の桶に溜まりて水のやう〉等を収める。 明日は祝日でおやすみ。 明日から暖かくなって春らしい日になるという。 わたしはこれでも一応、まことに小さな会社ながら経営者である。(なんちゃって経営者、あはっ) で、経営者というのは、お休みが嬉しいものなのだろうか。 仕事がとまってしまうわけだけれども。 その心は。。。 ぶっちゃけ、 お休みは嬉しいぜ、 ![]() ![]() ![]() の一言につきる。
by fragie777
| 2023-02-22 18:43
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