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2月11日(土) 建国記念の日 旧暦1月21日
昨日雪が降ったなんて信じられないくらい、いいお天気となった。 久しぶりに自転車で井之頭公園に行く。 途中自転車ごとぬかるみにはまったりして、泥だらけになったりして。 井之頭公園の池は水鳥があちこちにいて、空の青さを映していた。 噴水にさざ波たっている池。 季節がゆるんでいることがわかる。 ![]() キンクロハジロのつがい。 春にさきがけて咲く花、金縷梅が咲き満ちていた。 この場所は昨年のちょうどいまごろやってきて、こうやって金縷梅をながめたことを思い出す。 井之頭公園は、多くに人でにぎわっていた。 わたしはゆっくりゆっくりと歩く。 春先の水辺をあるくのは気持ちがいい。 雑木林にはまだ雪がのこっていて、それが解け始めて大きな水たまりをつくっている。 雪の残るその水たまりが空の青さを映していて、やや幻想的である。 山鳩が一羽、水を飲みにやって来た。 井之頭公園の池を一周して自転車で戻ると、かなりいい運動量となる。 夕食を終えて、わたしはいつの間にかテーブルに突っ伏して寝てしまった。 今日は小澤實著『万太郎の一句』より、2月11日の句。 いてどけのなほとけかねてゐるところ 『久保田万太郎句集』所収 昭和十一年~十三年作 「妻をうしなへる人に」と前書がある。春を迎えて凍てついた大地がしだいに解けてきた。ところが、日陰になっているのか、なんとしても解けない一角があった。地面の描写でありながら、同時に「妻をうしなへる人」の心象風景を表すものである。初案では、「いてどけのとけかねてゐるところかな」だった。たしかにこのかたちでは「かな」がはればれとしすぎている。季語=凍解(春)
by fragie777
| 2023-02-11 21:07
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