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1月13日(金) 旧暦12月22日
プーケット・コーラル島にいた鳥。(名前がわからない) じいっと海をにらんでいた。 この写真にもいるのだが、わかるだろうか。。 こんな船で島巡りをしたのだが、大いに揺れた。 船が盛り上がり、急降下をするときガツンと体が海にたたきつけられるようになる。 海ってかたいんだな、ってその時おもった。 5日づけの毎日新聞の坪内稔典さんの「季語刻々」に、近藤たか子・近藤千雅合同句集『百歳まで』より一句とりあげられている。 お正月おひとりさまの男たち 近藤千雅 「男にも「おひとりさま」がいて、それもいいなあ、というのがこの句か」と坪内さん。 これはわたしの偏見かもしれないが、概して「女のおひとりさま」は溌剌としていて、「男のおひとりさま」はどこかさびしそう。男ってさびしい生きものだなってっておもうことがしばし。だからって同情はしないわ。。 しかし、人間を、男、女とわけて短絡的にレッテル貼りをすることこそ、慎まなくてはならない世の中になっているのだ。 まず自分の意識から変えていかなくては。。。と思うんだけど。これがねえ。。。。 今日はお客さまの多い一日となった。 朝、玄関のところに行くと、どなたががガラスのドアーの向こう側に立っている。 誰だろうって見つめると、すらっとした細身の男性がいる。 ドアーを開けて「ええっと、どなたでしょうか」と声をかけると、 「今日じゃなかったかも、日にち間違えてしまったかも。イノウエです」と。 ああ、ひょっとして井上泰至さん? 「20日でしたよね」とモジモジとされている。 「はい、20日のお約束でした。ああ、でもかまいません。せっかくいらしてくださったのですから」と入っていただくことにした。 そう、井上泰至さんが、一週間先の20日の午前中にご来社くださることになっていたのだ。 「どうぞ、どうぞ」とご案内して、わたしがご対応することに。 実は、井上泰至さんには、「夏目漱石の百句」をお願いしてある。 そのことでもう少し詰めてお話をしたいというお申し出をいただいていたのである。 ということで、さっそく「漱石の俳句」をどういう切り口で展開させていくか、そのおおよそのプロットを語っていただく。 すごく面白いものになりそう。 しかし、まだナイショにしておきたい。 ご存じの方も多いだろうが、井上泰至さんは日本文学研究者であり正岡子規等俳句関係の著書もたくさんある。日本伝統俳句協会にも属しておられる。 お話は無尽蔵にあり、次から次へとお話が展開していく。 ご多忙であられるようなので、「夏目漱石の百句」はご無理ない範囲で取り組んでいただきたいと思う。 「漱石の百句」は是非に出版したい一冊だった。 楽しみである。 井上泰至氏。 昼過ぎには、千葉市より吉岡麻琴さんがご来社された。 吉岡麻琴さんは、俳誌「いには」(村上喜代子主宰)に所属しておられ、この度第1句集をご上梓されることになった。 今日はお原稿をもって、ご来社されたのだった。 担当スタッフは文己さん。 タイトルを迷われていたが、村上主宰が「これはどう?」とおっしゃったものに決定。 吉岡麻琴さん。 写真はいや、っておっしゃったのだが、記念ですからともうしあげるとしぶしぶ承知してくださった。 「ほんとは句集を出すことナイショにしておきたかったのよね。」と。 それでもカメラをむけるととびきりの笑顔を見せてくださった。 「仙川ってたのしい街ですねえ。いろいろとブラブラして帰ります」と、楽しそうにお帰りになったのだった。 お帰りになったあと、携帯を忘れられていたので、文己さんが全速力で追いかけ渡すことができた。 良かった!! 午後3時より、お客さま。 川原真理子さん。 俳誌「銀化」(中原道夫主宰)に所属。 やはり第1句集をご上梓の予定である。 目下編集真っ只中である。 担当は文己さん。 いろいろと本をご覧になってのご相談。 ある方の絵をつかいたいということでその本をご持参される。 装釘は中原道夫さん。 川原真理子さん。 背筋がすっと伸びて毅然とした方である。 やはり写真には最初抵抗をされ、「こんなことが待っていようとは……」と苦笑いをされながらも、カメラをむけると艶然と微笑まれた。 「句歴が浅いのに、句集をつくるなんて、、」とおっしゃったが、もう10年以上も「銀化」で学ばれているのである。 「句集を出すことによって、これまでの俳句をご自身から手放すことができるのではないでしょうか。リセットして新しくまた句作りに望めるのでは」と申し上げると、「そうかもしれませんね」とにっこりされたのだった。 ここだけの話だけど、今日はお客さまがたくさんいらっしゃるのに、実はすっぴんで出勤した。 石鹸で顔をあらってそのまんま。 眼鏡をかけ大きなマスクをし帽子を深くかぶって、まるで不審人物のよういそさくさと。 井上泰至さんがいらしたときはまさにそのまますっぴんで対応。 だって予期せぬご訪問だったから。 午後からは眉毛を描いてシャドウを目の周りにいれた。 ハタからみれば、あんまり変わらないとおもうけど、まったくの無防備よりもいささか武装をした感がある。 そうなんです。 井上泰至さま、すっぴんで失礼をいたしました。
by fragie777
| 2023-01-13 19:19
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