カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
9月28日(水) 蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ) 旧暦9月3日
「ふらんす堂通信」の編集のゲラを読んでいたスタッフのPさんが、 「もうこうなると、訳ってひとつの作品なんだあっておもうな」 と声をあげた。 高遠弘美さんの「私のプルースト」のゲラを読んでのこと。 今回は、高遠さんはご自身の翻訳をふくめて、これまでのプルースト訳についてかなり自由に語っている。 プルーストを訳した三人の訳者について、その訳を厳密に繊細に検証しながら問題点にふれつつかつ尊重しつつ、自身の訳に期するところもおおいにあり、なのである。もちろん。高遠さんの今回のエッセイを読んでいると、翻訳とは創造行為である、ということを改めて思わせられる。 「面白かった!」とはPさんの感想。 このエッセイを読んだ人たちの感想もお聞きしたいな。 新聞記事を抜粋で紹介したい。 すこし前になるが9月5日付けの「京都新聞」の彌榮浩樹さんによる「詩歌の本棚」に、山越桂子句集『墨の香』がとりあげられている。 抜粋して紹介したい。 山越桂子の第一句集。 洗はれてことさら雨後の渓紅葉 一八の盛りの白にある翳り 事象の奥・世界の輪郭の際にまで視線を行き届かせ、一画一画丁寧に描くことで顕現する、存在の量感の濃淡。 歪なる皿も手作り蓬餅 女子大の門を潜りて神の鹿 暮れ残りたる陵と山桜 日常生活の中では看過してしまうような景物が、完成された俳句作品として提示されることで、潜んでいた豊潤な味わいを湧出している。(略) 23日付けの毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」に、山田牧句集『青き方舟』より一句がとりあげられている。 QRコードは迷路天の川 山田 牧(ぼく) 「QRコードは、一見、迷路のようだ。」と坪内さん。「この迷路、なにかと便利。しかも自分でも手軽に作れる。」と。わたしは一瞬、QRコードってナンダ? って思った。ああ、そうか、あれか。「坪内さんすごいな自分でもつくっちゃうんだ」って言ったら、ふらんす堂でもつくってますよ。ってスタッフが言う。「ふらんす堂通信」の「ネット句会のご案内」に載せてますよ。」って。あらら、ほんとだ。 目のR化がはげしく、しかも酷使ばかりしているので、いま使っている眼鏡がいよいよいけなくなってきた。 そこで思い切って、遠近両用と遠視専用のふたつを作り直すことにした。 出かけるときは、遠近両用、仕事をするときは遠視専用というかR眼鏡をかけている。(眼鏡は家のいたるところに置いてあってたくさんある) 仙川にはスイス堂という眼鏡さんがあって懇意にしている。 いいでしょ、スイス堂とふらんす堂なんて。 ここは、デパートでも扱っていないような外国の眼鏡も直接取引をしていて、面白い眼鏡があるのだ。 昨日、仕事の合間に眼鏡つくりにいったところ、若主人のダイちゃんがいた。彼のセンスがわたしは好きなのでほとんど相談をするのはダイちゃんである。ダイちゃんは、わたしがいいと思う、そのもう一つ先のちょっと大胆というか、ふざけているというか、遊びがある眼鏡をすすめてくれる。わたしは自分の趣味を超えるわずかな飛躍が面白く、彼がすすめるものをおねがいすることにしているのだ。もちろん値段との折り合いも兼ねてだけれど。 少し前のこと、ローリンストーンズを聞きながらの「花火大会」に行ったとき、スイス堂でもとめた気に入っている眼鏡をかけて、出店の列についた。すると前にいた男性から「その眼鏡、〇〇のものでしょ」と声をかけられた。そう言われてみると眼鏡はたしかに〇〇のものらしい。(どこの製品であるかなんてあまり覚えていなかった)「ええ、そうみたい」と答えると「その〇〇の眼鏡を売っている店は日本で数すくないんですよ」って言われ、わたしがキョトンとしていると、「僕も眼鏡屋なんです」と笑った。その男性は長野県だったと思うが、そこで〇〇〇という眼鏡屋さんをやっていると言うこと。名前わすれちゃたわ。そしてやはり〇〇を扱っているらしい。わたしは「この眼鏡は調布の仙川のスイス堂さんで買ったんです」と答えたところ、「ああ、知ってます」ということ。驚いてしまった。これじゃ、この眼鏡をかけて悪いことなんてできゃしないわ。すぐに眼鏡から足がつく(?)、っていうことになる。面白い眼鏡をかけるのもいいけれど、ちょっとヤバいこともあるかもしれない。と思ったのだ。せいぜい品行方正にしていなくては。。。ね。 今日はこれからお客さまがひとり見える。 だから、早めのブログをアップします。
by fragie777
| 2022-09-28 18:43
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||