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9月11日(日) 二百十日 十六夜 旧暦8月16日
今日の神代水生植物園。 ここを歩くのも久しぶりである。 すっかり秋の風情である。 美しい蝶がいた。 やがて少年の捕虫網に捕えられてしまった。 白い美しい蜘蛛もいた。 何という蜘蛛だろうか。 メスジロハエトリグモ? 白を基調にした黒とのモノトーンの蜘蛛である。 今日は櫂未知子著『食の一句』より。9月11日付けのもの。 鹿の肉望のひかりのなかに食ぶ 武藤紀子 優美でかつ野性的な味わいのある句。〈望のひかり〉、すなわち満月のもとで鹿肉を食べるという行為は、たとえば古代の美しい儀式を見ているかのようだ。この作者の秋の句に、〈水澄むや鯛かまぼこに赤い鰭〉などもあり、ごく日常的な「食」という行為を詩的に高め得る力のある人だということがわかる。秋のシンボルでもある〈鹿〉を食べてしまうことが俳諧らしさであり、そしてそれが、満月の夜であることが無残かつ限りなく美しい。(『朱夏』)季語=望月(秋) 大英帝国の地図。 エリザベス女王が崩御されたからということではないのだが、今日雑誌を整理していたら、出てきたもの。ナショナルジオグラフィックの雑誌を定期的に購入しているのだが、その付録についてきたものらしい。美しい地図なので捨てるにしのびなく、そうかといってこの地図をはるだけの面積のある壁の余白もない。だからこうして床にしばらく広げて置いておくことにした。 よく見ると地図のまわりを有名な英国人たちや建物などが縁どっている。シェイクスピアはすぐにわかったけれど、あとはそこに記してある英字を読んでおおそうなのか!っていう具合。 裏返したところ、愛猫の日向子がやってきて占拠してしまった。 イングランドなどをその足下におさめた(?)かたちである。 愛好家なら別であるが、こういう地図をどう扱ってよいかわからない。 広げなければ永遠に広げられることもなく、いずれは破棄されてしまう。 取り立てて必要がなければ地図をひろげることもない。 しかし、広げて眺めれば、予期せぬ発見があったりする。 なによりも美しい。 額装にしたいくらいである。 だから、こうして床にひろげておく、というのも案外楽しいかもしれない。 水生植物園でしばしボンヤリする。
by fragie777
| 2022-09-11 22:42
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