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7月16日(土) 旧暦6月18日
雨のよく降る一日となった。 雨に濡れた鬼百合。 そしてこれは、白樫の樹液(?)を吸うスズメバチ。 目の前の白樫の木にやってきた。 よく見るとゴツい顔をしている。 うごかずにじいっといる。 わたしがちかづくとくるりとわたしを見て、飛びたつ。 こんな感じ。 人の気配には敏感である。 7月14日付けの毎日新聞の酒井佐忠氏による「詩歌の森へ」では、藤原龍一郎著『寺山修司の百首』が大きくとりあげられていた。 抜粋して紹介したい。 定価=1700円+税 演劇ばかりでなく多彩なジャンルで活躍した寺山修司の短歌を読み解く『寺山修司の百首』(ふらんす堂)が刊行された。著者は寺山の短歌と出会い歌人となり、また俳句でも活躍する藤原龍一郎。カウンター・カルチャーの旗手といわれた寺山の現代短歌に新しさを吹き込む魅力が手にとるように伝わってくる。(略) 〈マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや〉。寺山短歌がもつ一種の通俗性を含みながら「祖国」とは何かと問いかけるよく知られた代表歌。「現代短歌のまぎれもない絶唱」なのである。(略) 寺山は青森県弘前市の生まれ。戦中戦後の波乱を経験する中で故郷への愛憎や、それまで短歌に表現されなかった主題を大胆に歌った。歌集『空には本』から『田園に死す』まで、その神髄を追究する著者の緻密で力感のある解説に共感する。〈少年の日はかの森のゆふぐれに赤面恐怖の木を抱きにゆく〉との歌も。「この百首鑑賞が寺山修司の短歌を知らなかった人、あるいは寺山修司そのものを知らなかった人にとっても、その魅力を知るきっかけになってくれれば」と著者は切に願っている。 そして、著者である藤原龍一郎さんの最新歌集も紹介されている。 ところで一作年刊行された藤原自身の歌集『202X』(六花書林)にも注目する。〈ニッポンの思考停止や終電の銀の車体に夜の雨降る〉(略)歌集名は、人工頭脳に支配され、言論統制された不吉な未来社会を描いたジョージ・オーウェルの小説『一九八四年』にちなんだもの。時代の危機が一行の詩に現れる。 今日はふらんす堂句会の「片山由美子句会」が、前月にひきつづき俳句文学館にて対面のかたちで行われた。 句会がおわったあと、今日お誕生日を迎えられた講師の片山由美子氏に、有志の方々によって花束が贈られたと担当スタッフのPさんから報告があった。 花束を手にされた片山由美子氏。 片山由美子さま。 お誕生日、おめでとうございます。 こころより祝福もうしあげます。
by fragie777
| 2022-07-16 20:08
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