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7月9日(土) 旧暦6月11日
神代植物園に咲いていた満州黄菅(まんしゅうきすげ) 季語では、夕菅、黄菅。 「ユリ科の多年草で、七月から九月にかけて淡黄色の花が咲く。夕方に開いて芳香を放ち、翌日の午前中にはしぼむ。高原に自生する」 と、歳時記に記されていたのが、現在は「ススキノ科」なんだそうです。 「野萱草もススキノ科。遺伝子を分析したら、ユリとはちょっと違うということが判明しちゃった。今や植物分類は大変革期です」と四ッ谷龍氏が教えてくださった。 いやはや、形態だけでは判別できないということなんですね。 夕菅や叱られ日のなつかしく 伊藤敬子 暑い一日となったので、夕方近くになってふらふらと自転車をこいで、神代植物園まで行く。 さすがに人が少ない。 真ん中の木は、この植物園にあるたった1本の(とわたしは思っている)山毛欅(ぶな)の木。 その向こうは、シマサルスベリの木群。 右手前が山毛欅の木。 この植物園に来たら、かならずこの山毛欅の木に触れて挨拶をすることにしている。 でも、本当にこの一本だけなのかしら。 係員さんに聞いてみようと思いながら、そのままになっている。 「山毛欅の林はたくさんの生き物を養う宝のような林である」と聞く。 いつか山毛欅林をあるいてみたいとおもっている。 わたしの前を横切っていった烏。 ずうっと口をあけていた。 7月8日付けの愛媛新聞に、夕雨音瑞華さんとその句集『炎夏』が紹介されている。 抜粋して紹介したい。 タイトルは「初の句集 斬新な世界観」 (略)21歳の時に祖母の誘いで東京の俳句結社「鷹」に入会し、自由な句を詠める気風が肌にあった。小川軽舟主宰から、本書タイトルにつながった句「破壊的快感放つ炎夏かな」を評価され、句作の楽しさを覚えていく。2016年に「鷹新人賞」を受賞した。句集は04年から21年に作った句を収め、時系列ではなく「物語仕立てで読めるように」構成した。少女の視点で詠んだ「足首にユニセックスの香水を」「ムカつく日鯛焼き頭から食えり」「寝転びてニットソックスフリックス」ーなど。読み手に10~20代の女性を想定し、文語や旧字を使わず読みやすさを優先した。(略) 小川主宰は句集の序文で「怖いもの知らずで突っ走る俳句は、およそ瑞華さんしか作りそうにない」と賛辞を贈る。 夕雨音瑞華句集『炎夏』 写真の夕雨音瑞華さんのワンピースも真っ赤なんですって。 とてもよく似合いそう。。。 神代植物園から仙川方面にむかう途中に、ちょっと大事な電話がはいる。 で、 道の途中で自転車にまたがったまま、30分以上話す。 で、つくづく思ったことは、 わたしはまったく鈍感なヤツってこと。 もっと繊細に人のこころを推し測りたいって思ったけど、 まあ、いまさらね。 仕方ないか…… と、自転車のペダルをつよく踏んで仙川を目指した。 今日の翡翠。
by fragie777
| 2022-07-09 22:11
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