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6月25日(土) 旧暦5月27日
今日の翡翠。 暑い一日となった。 わたしはちょっと野暮用があって、文京区の根津まで足をのばした。 行きの地下鉄で寝てしまって5駅も乗り越してしまった。 しかも、行ったことがすべて意味をなさないという、無駄な半日を過ごしてしまったのだった。 落胆しながら戻って、やはり帰りの京王線で寝てしまい、1駅を乗り越してしまった。 言ってみれば、寝過ごして乗り過ごすという、これもわたしのデフォルトである。 家にもどって身体をやすめ、夕方になったので、いつも行く丸池公園まで散歩に。 翡翠の子どもたちはその後、どうなったろう。 軽鳧の子たちは順調にそだっているだろうか。 木々の多い丸池公園は涼しい風が吹き、とても気持ちよい。 川に沿ってあるけば、行く先々で翡翠にあう。 子どもだ。 しかし、親をもとめて鳴いていない。自分で餌をとりはじめたようだ。 カルガモの親子。 7羽が無事にいる。 さっきからずっと川を見下ろしているおじさまがいる。 ご近所にお住まいのようだ。 ちょっと聞いてみた。 「今年は、翡翠の子どもは何羽くらい生まれたのですか?」 「ううんと、二組の親たちが雛をかえしたというから、5,6羽かな。」 (ああ、たくさん生まれたんだ) そして、おじさまは、心配そうにカルガモを見ながら、 「あそこにカルガモの子どもがいるけど、カラスにやられなければいいんだが…」と。 「カラスがそんなことをするのですか」 おじさまは深くうなづく。 たしかに、このカルガモ親子のそばに、数羽のカラスが行ったり来たりしている。 この辺カラスがやたらと多いのだ。 わたしはカラスに一目置いているのだけれど、ちょっとカラスが嫌いになりそう。 そんな気持がカラスに伝わったのだろうか、川を覗いていたら、バサバサと音がして、なにやら抗議するような鳴き方をしてカラスがわたしの傍に飛んできた。 そして威嚇しはじめた。 こんなことはじめて。 こんな感じ。 ちょっと怖かった。 カラスには負けそうなので、関わらないようにすることに。 川を離れて桂の木々の公園にはいる。 ここにはいろいろな鳥がいる。 水浴びをしにやってくるのだ。 やってきた一羽。 四十雀かしら。 四十雀だと頭が黒いので、日雀かしら。 この子も。 しかし、ネクタイをしているから、四十雀か。 あるいは、まだ雛なのだろうか。 きっと雛だ。身体も小さい。 可愛いな。 エナガもやって来た。 こちらも小さな鳥で、とてもすばしこい。 二羽だ。 警戒心のつよい鳥たちであるが、わたしの目の前の少し先に入れ替わりしてやってきた。 おなじ流れのやや離れたところにクロアゲハがさっきからずっといる。 疲れているのだろうか。 水を飲んでいるのか。 飛んでいきそうもない。 わたしはベンチに座って夕暮をたのしむ。 ほんとうに風がいい気持ち。。。。 それから、 仙川にそってもと来た道をもどる。 さっきのカルガモ一家である。 陸に上がって寝る体制である。 親と子どもたちは少し離れている。 前見たときよりも大分大きくなっている。 翡翠の子ども。 今日もたくさんの翡翠を見た。 大きなカメラをもった男性に、 「今日はたくさん翡翠がいますね。カルガモの子どもたちをみましたか?」と声をかけられる。 「ええ、さっき見ました。可愛いですよね」と笑って答える。 (寝ているときに、カラスに襲われないかしら)と不安になるが、まあ、大分大きくなったし大丈夫でしょう。 丸池公園の池の橋をわたるとき、ふっと右をみる。 (翡翠がいる…) これでわかるのよ、すごくない、わたし。 だれもすごいと言ってくれないので、ふたたび、言っちゃおう。 これならわかるかな。 ここにいます。 かなり小さかったのでズームにしてやっと。 徒労の半日の落胆を夕暮の散歩でなんとか埋め合わせをしたyamaokaである。 こころいま世になきごとく涼みゐる 飯田龍太 これは木の上から威嚇するあのカラス。
by fragie777
| 2022-06-25 21:36
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