|
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
6月23日(木) 旧暦5月25日
国立・谷保のハケの道に咲いていた。 可憐な花である。 ![]() 仙川の仕事場近くの耳鼻咽喉科に行った。 診察をしてもらいながら、ふっと診察台の一角に翡翠の写真が貼ってある。 むかしから診て貰っている先生なので、心やすく話ができる。 診察が終わったとき、 「この翡翠の写真は、先生が撮ったのですか?」と聞いた。 「そう、ぼくが撮ったもの、野川でね」 「ああ、野川ですか。仙川にもいますよ。いま子育てをしてますよ」って思わず言ってしまった。 「仙川っていってもどの辺?」と聞かれたので、 「いくつかあるけど、丸池公園のあたりにはかならず」とお教えした。 「ああ、じゃあ行ってみようかなあ」と先生。 「是非に!絶対会えますよ」と言ったあとに、(あーあ、また宣伝しちゃった)とちょっぴり反省をしたのだった。 だって、以前はほとんど人がおらず、撮影する人も一人か二人くらいだったのに、最近は大きなカメラを提げた人がやたら多くなったのである。 それがちょっとイヤだなって思っているのに、、、教えてしまうなんて、、、 でも、とびきり可愛いので、見て欲しいっていう気持もある。 そこんとこ、ちょっと複雑。。。 今日はお二人の方がご来社くださった。 おふたりは結社は異なるが、超結社の句会の句友である。 吉田林檎さんのご縁によって、種谷良二さんは、ふらんす堂より句集を刊行されたという経緯がある。 吉田林檎さんにも是非にお会いしたいと思っていたところ、お忙しいお仕事を終えてご来社くださったのだ。 吉田林檎さんは、句集を上梓されてからすでに3年が経過している。 「その後いかがですか」と伺うと、 「先日、朝日新聞に阪西敦子さんが、『スカラ座』より一句とりあげてくださったので、そのことで反響がありました」と、言ってその記事をみせてくださった。 それは、「家族俳句の現在地」と題して、「子育て俳句」について触れたものである。そこに阪西さんは、林檎さんの「コート着る着ない無理矢理着せにけり」という句を挙げ評している。句集『スカラ座』は、仕事をしながら子育てをする状況が生き生きと詠まれている句集である。伺えばそのお子さんもすでに大学生になったという。 そして、句集上梓後の句作りのヴィジョンを林檎さんに伺ってみた。 林檎さんは、多作多捨という句作りの方法はつづけながら、写生力を鍛えつつさらに自身をみつめ、自身の本音や生の実感を詠み込んでいきたい、と話してくださった。真実は自然のなかにある。そして自分の本音はなにか。そんな思いで俳句と向きあいたいと。 また、刊行されたばかりの種谷良二さんの句集『蟾蜍』はとても評判がよくて、いろんなところで取り上げられている。 「装釘がいいって、まず褒められます」と種谷さん。これは種谷さんの案を活かしながら、装画をかかれた永山伸一さんの絵の面白さを装幀家の君嶋真理子さんがとてもうまくデザインしたのだと思う。種谷さんの発案もすばらしく、それが良い形になった一冊である。 「本作り、楽しかったでしょう?」と申し上げると、「ええ、とても楽しかったです」と種谷さん。 「種谷さん、ご家族思いのいいお父さんですね。句集を拝見してそうおもいました」と申し上げると、 「いやあ、妻に叱られました。自分ばかりいいかっこをしていると。そしてプライバシーがあからさまになると」と。 「我が妻の男振りなる嚔かな」登場する妻の一句である。これは奥さまちょっと怒るかも。。。。 「奥さまは厳しい良き読者ですね。俳句はつくられないのですか?」と伺ったところ、「妻はつくりません。二人の共通の趣味は津軽三味線を習っていることですね。ただ、流派は別で、練習するときも別々の部屋でおたがいの音を聞かないように練習をするんです」と言って笑う種谷さんである。 吉田林檎さんと種谷良二さん。 吉田林檎さん、種谷良二さんおふたりに、お話を伺っていて面白く思ったのは、おふたりとも短歌をつくられるということだ。 種谷さんは、「俳句にとじこめられない思いを短歌にしてみる」という。そしてときどき新聞に投稿しておられるという。「岡井隆先生にはよく採ってもらいました」とも。 林檎さんも、最近になって短歌も作るようになったということ。「短歌をつくる面白さは、俳句ほどいろんなことを気にしなくていい、季語、助詞、切れ等々、そう意味で少し気持を楽につくれます」と。 「ただ、短歌をつくってみるとどうしても自分をさらけ出してしまった、という感じがしてしまうことなんです」「言ってしまった。。。」という感触。 そしてお二人が口をそろえて言ったことは、「短歌はキケン……」と。 これは、俳句を作っている俳人が短歌をつくるとそういう感じをもつのだろうか。 歌人はそのような感触はもたないのだろうか。 歌人の方に聞いてみたいところである。 ゲルハルト・リヒターの作品より。
by fragie777
| 2022-06-23 19:22
|
Comments(0)
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||