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6月20日(月) 旧暦5月22日
うつりゆく日数を見せてかたよへり濃く薄くなるあぢさゐの花 大隈言通 あぢさゐの藍をつくして了りけり 安住 敦 紫陽花は明日の朝の空の色 金子 敦 以下の紫陽花は、城山公園の雑木林に咲く紫陽花。 いちばん好きな紫陽花である。 紫陽花やはなだにかはるきのふけふ 正岡子規 薄暗い木々の間にこんもりと一群れの紫陽花。 紫陽花はきつと誰かを隠しゐる 石田郷子 野趣に富んだ紫陽花である。 19日付けの讀賣新聞の長谷川櫂氏による「四季」は、『森田峠全句集』より。 岩をもて間仕切りとせり川床(ゆか)料理 森田 峠 川床料理は「鴨川が知られているが、上流の貴船川の川床は谷間を流れる渓流にかかる」と長谷川櫂氏。 わたしは川床料理は、鴨川で鱧料理を食べたそのただいっぺんだけ。 ちょっとキバって贅沢をした。 でもお料理の内容と味はわすれた。美味しかったのだと思う。 その雰囲気と楽しかった時間だけは覚えている。 ああ、京都にもいきたいな。かつては京都によく行って遊んだ。自転車を借りて京都の寺をあちこちと訪ねたのである。 熱い盛り、熱中症寸前だったと今にして思う。 BSなどで、京都の番組をやっているとついつい見てしまうのである。 今日は戻ってきたゲラの索引づくりをする。 仁平勝氏執筆の「永田耕衣の百句」にも、初句索引と季語索引を付す。 仁平さんより、「初句はともかく、季語いるかな?」という問いがあったのだが、「いります」ってお応えする。 仁平さん的には、「耕衣の句は、季語としかと限定しにくいものもあるから」ということなのだけれど、しかも無季も多いので、その疑問もわかるのであるが、俳人を季語からアクセスできる手段を作っておきたいと応えて納得していただく。ホトトギス系の俳人であるならともかく、永田耕衣のような俳人は、なかなか季語索引が句集に付されていないので、季語が活きた名句を耕衣はたくさん遺しているのであるが、さて、「秋の暮」でどんな句があったか、「天の川」でどんな面白い句があったか、句を覚えていないと手がかりがない。季語索引を付すことによって、これからの俳人の人たちがアクセスできるようにしておきたいのだ。季語索引があると歳時記などの資料にもなる。とわたしは思っているのである。 国立・古民家の縁側にあった「円座」 これも季語である。
by fragie777
| 2022-06-20 19:00
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