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6月18日(土) 旧暦5月20日
梅雨ただ中の国立・谷保の里山に遊ぶ。 この田圃はどこかの幼稚園の所有で、今日は幼稚園の先生たちがかりだされ、田植えをしていた。 田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男 早乙女の一枚の田に下りそろふ 後藤夜半 みちのべや早苗置かれしあと濡れて 木村蕪城 いとけなく植田となりてなびきをり 橋本多佳子 早苗束濃緑植田浅緑 高野素十 小流れで手足を丁寧に洗う。 整然と植えられた田圃に新しい家々が行儀よく映っている。 みなぎりて水のさびしき植田かな 草間時彦 別の植田ではカルガモたちが餌をあさっていた。 こんど来るときは、きっと青田となっている頃だろう。 さて、昨夕は、俳人の田島健一さんがご来社くださった。 田島さんは、もっか「平成の一句」を連載している。 始まって半年が過ぎた。 多忙な日々であるにもかかわらず、「平成の一句」に真摯に取り組んでくださっている。 「句を紹介してしまったあとに、この俳人にはちがう面白い句があったな、って思うこともあります。基本的にはその人の代表句ではないものをできるだけ取り上げたいと思っています。」と田島さん。 また、ご自身の俳句感などについて語り、目指すところは「今までにない俳句を書きたい」ということ。 そして、人間とaiについて話がおよび、aiがつくる俳句についても話題となった。 「人間はバグっているが、aiはバグらない」と。 そうか、aiは、バグらないのか。 すごいな、それ。 しかし、 aiはともかくとして、たしかに人間は己自身を見てもわかるように、矛盾だらけだ。バグって上等。バグらないaiが生み出すものと、バグっている人間が生み出すものはどっちが面白いんだろうか。。。。 この連載は終わったら、一冊にさせていただく予定である。 読みそびれた方は、書籍化されることをお待ちくださいませ。 道ばたに咲いていたタイカンマツバギク。 きれいなので足をとめたら、 「そんなに珍しいものじゃなくてよ」って友人に言われた。 でも、綺麗よね。
by fragie777
| 2022-06-18 19:46
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