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6月3日(金) 旧端午 旧暦5月5日
わたしの目の前に降り立った雀。 よほどお腹をすかしていたのだろう。 虫のようなものを咥えて飛び立ったのだった。 空を見ると、燕が二羽飛んでいる。 とても速くてカメラになんかとらえることできゃしない。 遠くの電線にとまったところを精いっぱいズームにして写す。 スカートのように羽をひろげている。 面白い恰好だ。 目の前に飛んできた四十雀。 いまは雀よりも四十雀の方をよく目にするようになった。 こんな風にいろんな鳥に出会うっていう日もある。 この日は、五羽の翡翠を見た日だ。 昨日、大石悦子さんとお話をしていて、大石さんとこに一羽の見かけたことのない鳥がやってきて毎朝鳴くのだそうである。 鵯よりもすこし小さくて、背中が青く、胸のあたりが赤く、すごくいい声で鳴くのだそうである。 「写真を撮りたいと思ってカメラを向けてみるんですけど、とても高いところにいるのでうまく撮れないんです」と大石さん。 「なんていう鳥でしょう。写真に撮れたら是非に見せて下さいませ」と申し上げたのだった。 この情報だけで、お分かりになる方いらっしゃいます? 1日付けの毎日新聞の坪内稔典氏による「季語刻々」は、鈴木みのり句集『ブラックホール』より。 ポット涌くジューンブライドの控室 鈴木みのり 「ジューンブライド」つまり「六月の花嫁」のことだ。坪内さんの解説によると「六月の花嫁は幸せになるという西洋の言い伝え」があったらしいが、いったいどういう根拠なのだろう。ちょっと調べてみたら、どうやらギリシャ神話から来ているらしいが、「ホテルなどが結構式場の宣伝文句にしたのがジューン・ブライドらしい」と坪内さん。なるほど、営業戦略の一環か。かつてわたしも一応結婚式なるものをあげてはいるがいったい何月だったろうか。遠く記憶をたどればそうだ、12月だった。「結婚なんて…」と、結婚願望なるものなどなくて結構とんがっていたとおもう。が、どういわけか結婚なるものをすることになった。プロテスタントのキリスト教徒であるので、母教会で式をあげた。できるだけ人を呼ばずに。。。。いろいろとコワイもの知らずであったことよ。。。 ![]() 今日は仁平勝氏の執筆による「永田耕衣の百句」の初句索引と季語索引にとりかかる。 上五にチェックをしていきながら、上五から中七へと飛躍があるものが多く、面白い。 たとえば、「退職す」という上五にどんな中七下五がつくと思います? 知っている人は、もちろん知ってるだろうけど。 答えは「海行く鯛と同じ向きに」。 どう発想したら、こういう言葉が生まれてくるのか。 仁平勝氏はこの句にいったいどんな鑑賞をしているのだろうか。 あるいは、有名句であるが、「長生や」の上五。 この句にはいったいどんなことばがやってくるのか。 仁平勝氏は、やや難解なところもある永田耕衣の作品を、読者にひらかれたものとなるように鑑賞解説をしている。 俳人・永田耕衣入門として読みやすい一冊となると思う。 6月もしくは7月はじめには刊行したいが。 詩の出版社として優れた業績のある版元の「書肆山田」は、大泉史世氏と鈴木一民氏ご夫婦によってすばらしい本作りをされて来られた。 わたしも常日頃より憧れている版元である。 今日、大井恒行さんのブログで知ったのであるが大泉史世氏が、5月に亡くなられていたということだ。 ご闘病をされていたということはすこし伺っていたが、、すごくショックである。 享年77とか。 すぐれた編集者であり、詩人の方たちからの信頼も篤く、またブックデザイナーとしても書肆山田の本作りを担っていた方だ。ふらんす堂でも、何度かブックデザインを御願いしたことがある。 とてもさびしい。。 こころよりご冥福をお祈りもうしあげます。
by fragie777
| 2022-06-03 18:29
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Comments(4)
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
蓬さま
ありがとうございます! いま、わたしも調べてみました。 オスの身体の色がその通りですね。 鳴き声もよき声です。 さっそく大石さまにお教えしたく。 素晴らしいです。すぐにわかるなんて。 (yamaoka)
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