カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
5月21日(土) 小満 旧暦4月21日
![]() まずはお知らせです。 第13回田中裕明賞のページがアップしましたので、是非にアクセスしてください。 そして、今日は「ふらんす堂句会」の「片山由美子教室」が久しぶりに俳句文学館にて開催された。 Pさんのレポートを紹介します。 5月21日13時から俳句文学館での新宿句会の様子です。 片山先生の「ふらんす堂句会ノート」には前回が2020年2月、と記されていました。 2年3ヶ月ぶりに集う新宿句会です。 句会風景 2年前は事前申し込みをしていなかったので、当日何人の方がいらっしゃるか分からないという状況で、毎回40人から多い時では60人近くの方に参加いただいていました。 今回はコロナのこともあり、人数制限を設けた結果、先生も含めて17人での少人数での句会でした。 そのため、「今日はみっちり楽しく句会をしましょう」との片山先生のお言葉のもと、三句出句のところを五句に変えてスタート。 先生の講評もいつもより一句にかける時間がながく、とても贅沢な句会になりました。 ![]() 講評をされる片山由美子先生。 来月6月の句会の抽選申し込みは終了していますが、まだお席に余裕があります。 6/18 俳句文学館で13時より 参加を希望される会員の方は、下記より注意事項をお読みいただき、先着申込をしてください。 ご参加いただくには、 ・ふらんす堂友の会の会員の方 ・事前申し込み(抽選から残席があれば先着にて受付) ・オンラインショップからのクレジットカード決済 という方法になります。 句会はまだはじまらないでしょうか、というお問い合わせをずいぶんいただいておりました。 やっと、開催することができました。 今日は、田中裕明・森賀まり共著『癒しの一句』より、5月20日づけのものを紹介したい。 執筆者は森賀まりさん。 大空のました帽子かぶらず 尾崎放哉 荻原井泉水が句集『大空(たいくう)』に寄せた「放哉のこと」という文がある。「放哉君の句には、技巧もなく、所謂、俳趣味もない。彼とて、句作にたずさわってから二十余年、技巧も知っておれば趣味も知っている。それを捨てて捨てきって、こうした句境に入って来た。」 掲出句の作者尾崎放哉は明治一八年(1885)鳥取県生れ。大正一五年に四二歳で亡くなった。句集『大空』は放哉の没後井泉水がまとめた遺句集である。 有季の句にばかり触れているとこうした句にまで季感を求めてしまいそうになるが、「大空のました」とはどんな季節であってもいい。広やかな地の上に空があり、作者はこの世界を受け入れ融け合う。「帽子かぶらず」とその世界を自らに引き寄せていながら、その景色の中に作者の存在が消えていくようだ。 ほかに「こんなよい月を一人で見て寝る」「入れものが無い両手で受ける」など。(無季) 谷保天神の梅林。
by fragie777
| 2022-05-21 20:45
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||