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5月13日(金) 旧暦4月13日
ご近所の丸池公園の緑蔭。 ここは「桂」の林がある。 かなり前に「雀鷹(つみ)」を見たところである。 明日はいよいよ「第13回田中裕明賞」の選考会である。 昨年に引きつづきリモート形式によってのものとなる。 応募句集は全部で九冊。 明日の午後2時からの開始である。 やはり緊張する。 ここだけの話(?)なのだが、じつはわたしがずっと司会をしてきたのであるが、本当のところとても苦手である。 これまでもいろいろとポカをやって選考委員の方々に助けてもらっている。 今年こそは、Pさんに代わってもらうべく「代わってくださらない」と頼んだのであるが、「だめです!」とにべなく断られしまった。 選考委員の方も替わったので、いつまもわたしがやっていたくないのだが、(本当に苦手)、ふらんす堂の数少ないスタッフでこういうことを得意とする人間は見回してみても見当たらない。 「田中裕明賞」は、ふらんす堂にとってとても大事なものであるので、しっかりやっていきたいのだが、、いつもおぼつかない司会で申し訳なくおもっているのだ。来年こそはPさんにやってもらってと思っているのです。。 今日はおひとりお客さまがいらっしゃった。 若い俳人の方である。 小山玄紀さん。 小山玄紀さんは、俳誌「群青」に所属、第1句集の刊行のご予定である。 すでに句稿は担当のPさんがいただいているが、今日は本をご覧になって造本などを検討されたいということだった。 本作りにはいろいろと興味があるらしく、そしてそれなりのこだわりとポリシーがあって、そのお話をたのしく伺いながらあれこれといろんな本を見てもらった。 紙の本は、その本を経験(手にとって見て触って実感する)しないと、わからないもの、と私は常々思っている。だから、本作りにこだわりのある方にはご来社いただき、いろんな本を手にしてもううということがとても大事である。ふらんす堂にはふらんす堂刊行のものばかりでなく、他社の本も資料としてある。そういう本のなかでも面白い作りのものがあったりする。とくに詩集は凝ったものが多い。できることならデザインのみが先行するのでなく、本作りに興味のある方は、その人のこだわりもふくめてを造本や装幀に活かしていけるのがもっともよいのではないか。本を作り上げていく喜びをともに味わう、そういう本作りができたらいい。 今日、いろんな本をご覧になりながら楽しそうにしておられる小山さんを拝見して、あらためてそんな風に思ったのだった。 句集という本作りにじっくりと楽しみながら取り組んでいきたい、そんな小山玄紀さんがみえた。 小山さんは、ことし医大を卒業、インターンとして目下栃木県下の病院で働いておられる。 今日は当直明けにいらしてくださったということ。 小山玄紀さん。 「今回句集をまとめてみて、楽しかったです」と小山さん。 飯島晴子の俳句がとくに好きだとおっしゃる。飯島晴子の季語感が好きであると。取り合わせの句は基本的にはつくらないとも。 このへんのことはもうすこし突っ込んで伺いたいところである。 チェリストでもあって、演奏のためにふらんす堂近所の桐朋学園にはこれまでも何度も来られたということ。 「こんなに近くにふらんす堂があるとはおもってもいませんでした」と。 さあ、明日は「田中裕明賞」の選考会である。 そう思うと、緊張してきちゃうなあ。。。。
by fragie777
| 2022-05-13 18:24
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