ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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実は、水泳部に入部して、練習のきびしさに一日で辞めた人間です。。。

4月13日(水) 嵯峨十三参り  旧暦3月13日




実は、水泳部に入部して、練習のきびしさに一日で辞めた人間です。。。_f0071480_17293556.jpg

大方散ってしまった桜の木。

それでもこんな風に絵になるのはやはり桜の役得か。。。



実は、水泳部に入部して、練習のきびしさに一日で辞めた人間です。。。_f0071480_17293233.jpg

かなりの老木かもしれない。


実は、水泳部に入部して、練習のきびしさに一日で辞めた人間です。。。_f0071480_17293990.jpg
こちらの木もおおかた桜蕊となりつつある桜の木。



実は、水泳部に入部して、練習のきびしさに一日で辞めた人間です。。。_f0071480_17294238.jpg

これもまた遠くからみると、一幅の絵のようである。

神代植物園にて。






朝、食事の支度などをしていたら、鳥の囀りが聞こえてきた。
雀でも四十雀でもなく、ちがう鳥の鳴き声である。
庭をのぞいても姿がみえない。
気になって外に出て見る。
声が聞こえるが姿はみえない。
しばらく耳をすます。。。

今日もよく晴れている。
あーあ、気持ちのよい朝。
わたしは大きく深呼吸をする。

鳥の姿はみえなくても、ほんのわずかであっても、こんな風に外に出て朝の光の中に立つのは清々しいものだ。
寿命が2日くらい延びたかもしれないな。。。






実は、水泳部に入部して、練習のきびしさに一日で辞めた人間です。。。_f0071480_17291811.jpg
「俳壇」五月号



「本の庭」のコーナーで、橋本直さんが、ふらんす堂刊行の句集を二冊とりあげてくださった。
抜粋して紹介したい。


仁科淳句集『妄想ミルフィーユ』
境涯詠の俳句といえば、小林一茶、村上鬼城、石田波郷、種田山頭火、住宅顕信などがよく知られているだろう。彼らの境涯詠は主に自己の病、生活苦、老いなどを詠んでいるが、鬼城のように周囲から呼ばれるようになったものと、波郷のように、俳句は私小説であり自己の境涯を詠うものだと自ら主張するような立場がある。そしてそれば、境涯詠を特殊な個人による特殊な句とみる方向と、すべての人にとってあてはまるものとみる方向の二つの流れが入り交じってもいるのだろう。
本句集の序文のタイトルで作者は「ひきこもり歴三十二年ー統合失調症発症 妄想のなかの日々-」と書き、自己が心の病を抱えていることを隠さない。
 巣籠りをやめて俗世のまばゆかり
 絶望をつよき寝酒で眠らせる
 親しまむとて物の芽を踏む始末
 みんみんや厭ふ世にいとはれて我
 生かされてゐる心地独楽停まりさう
先に作者によって読みの枠を引かれているが、この作家にしか詠めない世界でありつつ、日々生きることに息苦しさの増していく現代人の共鳴を得る境涯詠を提示した句集ともなっていると感じた。


本井英句集『二十三世』
本書は、令和二年、ふらんす堂のホームページに一年間毎日連載された「俳句日記」を書籍化したもの。タイトルは令和元年に著者が大磯の鴫立庵の第二十三代庵主となったことにちなむ。日記の体裁なので、エッセイと一句で三百六十五日、一日一ページで構成されている。分量は短いが、このエッセイがすこぶる面白い。(略)他にも、大岩魚が雪女郎に変身するのを見た話など、季語にまつわるさまざまな主要な話題なのだが、なかでも虚子や立子をはじめとする「ホトトギス」の俳人達にまつわるものは非常に興味深い。一つくら紹介しても良いかもしれないが、やはり本書を手に取ってエッセイと句をともに読んでいただくのが良いように思う。


わたしも大変面白く読んだのであるが、さすが逗子にお住まいの「海の男」だけあって、サザンオールスターズを聴かれるようで、「TUNAMI」の歌詞が韻を踏んでいる分析など面白かった。わたしもサザンは大好きである。しかし、わたしは「海の女」でもなく「山の女子」から出発し、いまは「都会の女」を気取っている。だけど、サザンは大好き。最近繰り返して聴くのは、「HOTEL PACIFIC」これも桑田佳祐の守備範囲の江ノ島あたりの海辺の風景だ。これを聴くと身体がウキウキしてくる。実はいまもiPhoneでこれをかけて聴いている。ああ、良いわ!!

仁科淳さんの句集をとりあげてくださったのは、とても嬉しい。どんなに仁科さんにとってはげみになるか。
わたしは極めて能天気のおなご(サザンを聴いてへらへら踊っている)なので、仁科さんの苦しみは十全に理解することはできないけれど、妄想の果てしない力はわかる。それは人間に与えられたかけがえのないものであると思っている。そして仁科さんを救っているものである。その仁科さんの俳句を「現代人の共鳴を得る境涯詠」として境涯俳句に位置づけたことに注目したい。








実は、水泳部に入部して、練習のきびしさに一日で辞めた人間です。。。_f0071480_20512072.jpg
今一番聴かれるのがこの四十雀である。
どこにいても鳴いている。






ちょっと余談。
はずかしながら、例の「朝日新聞」「さいたま版」の「青春スクロール 母校群像記」と題したコーナーにちょっと載った。
「県立熊谷女子高校」出身者の記事で、芥川賞作家の青山七恵さんと歌人の王紅花さん、そして私。私以外は素敵で立派な方であるが、わたしは「水泳部に入部して練習の厳しさに一日でやめた」まことに笑える人間である。この記事をみてくれた友人たちもそこに注目した。
で、写真が載っているのだが、この写真がわたしの場合実物以上ですごくよく撮れている。それが何より嬉しくて、「遺影(?!)にしたい。欲しい」って担当記者の佐藤氏に無心をしたところ送って下さるという。ヤッタネ! 
さらにその写真のキャプションに、「若い俳人を育てる「田中裕明賞」も創設している」と書かれていて、これはとても嬉しかった。






















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by fragie777 | 2022-04-13 19:04 | Comments(2)
Commented by オスカー at 2022-04-14 14:01
こんにちは。
記事を拝見、拝読しました。素敵なお姿! ブログを読むのがまた一段と楽しくなりました。またどこかの紙面でお目にかかりたいです。
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Commented by fragie777 at 2022-04-14 19:29
オスカーさま

こんにちは。

わあ、みちゃったのですか!
お恥ずかしい次第です。
本人はすこしも素敵なお姿ではないのですが、あの写真は記者の佐藤さんの腕がよくて、ずいぶんオンナマエがあがっております。
お久しぶりのコメント、嬉しく存じました。

(yamaoka)
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