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4月9日(土) 旧暦3月9日
今日は夏日となるということで朝からいい天気である。 午後より神代植物園へと自転車を走らす。 芽吹きの雑木林である。 明るい緑の世界がはじまっている。 これからあっという間に新緑の世界となっていくのだ。 それにしても暑い。 歩いているとジャケットを脱ぎたくなってくる。 今日の神代植物園は前回来たときよりも混んでいる。 散りゆく桜を惜しむように賑やかな人出だ。 散りしきる中で桜をみあげるのもなかなかいい。 咲きはじめた頃は空気がはりつめているようでその感じもいいのであるが、散っていく桜のなかにいると体の緊張がほぐれていくような気がする。 ああ、肩の力がぬけていく。。。。 散りながらもまだ十分に堪能できる桜である。 今年は開花してから寒い日々がつづいたためか、桜がよくもっている。 そして、これは、 山桜である。 神代植物園の山桜があるところは、やや暗く人も少ない。 ちょっとじめっとして薄暗くそしてある気配がある。 すこしこわいのだが、好きな場所。 山桜の木にとまってすこしも動かない山鳩。 こちらは別の場所の山桜。 葉とともに咲く山桜。 こちらは大島桜。 色が白にちかく、やはり葉をつけて咲く。 すでに夕暮の色を身におびている。 八重桜も咲いており、まさに桜、桜、桜を堪能した一日となった。 山桜の葉っぱをながめていたら、桜餅が食べたくなった。 今日は無理かもしれないが、明日はかならず食べよう。。。 今日は櫂未知子著『食の一句』より、3月1日の日付のもの。 わが妻に永き青春桜餅 沢木欣一 〈妻〉はもちろん細見綾子。綾子の最初の結婚は、夫の死別によってごく短いものに終わった。戦後、四十歳を過ぎてから、綾子は一回り年下の欣一と再婚する。「わが妻は永い永い青春の中にいた」。人生の半ばになってから本当の伴侶を得た女性のうち、こう夫に詠んで貰えるひとは何人いるだろう。淡い優しい色の桜餅、香り高いその葉。〈青春〉ということばがこれほど輝きをもって届く句も珍しい。(『塩田』)季語=桜餅(春) 「桜餅」って、葉も食するがあの葉の香りを食べてこそって思う。 ああ、食べたい。 さまざまな桜の空。
by fragie777
| 2022-04-09 22:07
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